学生時代私がピアノ伴奏していた、同級生の声楽科だった二人に頼まれて
先月から月一で、歌の伴奏合わせをしています。
12月初めに、音楽専門の方達の発表会?ミニコンサートがあるそうで
二人は、それぞれソロもあるけれどデュオもするので
2回目の伴奏合わせで
大阪心斎橋にある某楽器店の練習室に行ってきました。


軽い発声練習をした後、緩やかに発声できる歌からということで
高校の音楽の教科書などに定番曲で載っている「歌の翼に」から。
ハインリッヒ・ハイネの詩にメンデルスゾーンが作曲した歌曲です。
「歌の翼に乗って憧れの地に飛んでいこう」と心地よい流れで歌っています。
H・ハイネ作詞/久野 静夫 訳詞/F・メンデルスゾーン作曲/山口景子編曲
♫ うた〜のつ〜ばさに あこがれの~せて~
思いしのぶガン~ジス はるかのか~なた~
うるわしはなぞのに~ つき~はてりはえ~
よる~のめ~がみ~は きみ~をいざなう~
よる~のめ~がみ~は きみ~をいざなう~♬
同級生の歌うデュオの譜面と同じのがYou tubeにあったので
お借りして勝手にアップさせて頂きました。
私が高校生だった頃の音楽教本の訳詞は、津川主一氏のが定番と言うのか
私はその歌詞の冒頭が一番印象に残っています。
♬ うた~のつ~ばさ~を かり~てゆ~かな~・・・♬
他には江間 章子作詞/団 伊玖磨作曲/山口 章子編曲の「花の街」
ゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデル作曲「ラルゴ(オン・ブラ・マイフ)」
この歌曲は私も大好きです。
「オンブラ」とはイタリア語で「影」だとか。
「懐かしき木陰」と題しているプログラムを見たことがあります。
17C~18Cにドイツ出身でイギリスで活躍したヘンデルの
「セルセ」というオペラの第一幕に歌われるアリアですが
オペラ自体はあまり上演される機会がないそうで
単独でこの歌曲はよく歌われます。
プラタナスの木陰への愛を歌ったもので
「こんな木陰は今までになかった どれよりも愛しく愛らしく そして優しい」
オーケストラ、ピアノ、ヴァイオリン、或いはいろんな歌手の方の演奏を
この時代のチェンバロ(伊)/ハープシコード(英)/クラブサン(仏)などの楽器でも
演奏されていますが、この方の歌がとても透明感があって好みなので
またお借りしてアップしました。