火曜日のコーラス練習後のお茶タイムに、珍しく美保子さんが参加でした。
彼女は昨年6月の「コーラス花座」のコンサート終了後
体調を崩して年末まで治療に専念で、今年初めからまた練習に参加でしたが
免疫疾患の治療で体重が10キロも落ちたとか。
この治療に入った時、同じ病院での他の患者さんは老齢の先生でしたが
彼女の担当医は若くてイケメン。
この先生に会えるのが唯一の楽しみで、体調回復には大いに影響したことは顕著。
私が韓ドラや、特に今ハマっている中国ドラマのイケメン俳優さんを観ていて
元気を頂いているのと同じ。目や心の保養には違いない。
2020年春、丁度コロナが蔓延し出して外出が控えられるようになった時期
ケーブルテレビのCSドラマで観た中国ドラマは
その後売れっ子女優さんと知ったティファニー・タンと
やはり名優のウォレス・チョンが主演の「マイ・サンシャイン」という現代劇でした。
関空の薬店に一時期勤めていた妹の話から、中国の人が
どこから声が出ているのかというほど、相当遠い場所からでも聞こえて来る
甲高い、叫び声に近い話声や、ルールを守らないと言った国民性などから
それまでは正直あまり良い印象を持っていなくて
食わず嫌いな感じで遠ざけていた中国ドラマでしたが
初中国ドラマ「マイサンシャイン」は、俳優さんたちの会話もドラマ運びも
清流が流れていくような静かな上品な作りで、正直目から鱗でした。
そこからドンドン興味を持った中国ドラマは、チャン・ビンビン&ディリラバの
「麗妃と始皇帝 月下の誓い」や、ウィリアム・フォン&アリエル・リンの「蘭陵王」
極め付けは、ヤン・ミー&マーク・チャオの「永遠の桃花 三生三世」でした。
今も作り物的なファンタジードラマも時代劇も、どこが面白いの？というくらい
ハマっています。
その後の中国ドラマ現代劇でもイケメン男優さんがいて、推しの一人。
日本の「花より男子」の中国版「流星花園2018」で
日本では松本潤が演じた道明寺司の、道明寺(ダオミンスー)を演じたワン・ホーディー
現在観ているドラマ「蒼蘭訣(そうらんけつ)〜エターナルラブ〜」では
暴虐のかぎりを尽くして、仙界(仙人の世界)との死闘の末その身を封印された
月族という種族の首領東方青蒼(とうほうせいそう)を演じていて
彼は人(仙人)らしい感情を失っていて、いつも冷血な眼差を放っています。
ある経緯から、華の精小蘭花に関わってしまったことでその封印が解かれますが
偶然唇が触れた為に二人は同期してしまい、
彼女の行動で東方青蒼も同じような動きになり
「大強」と東方青蒼を呼ぶ小蘭花には、強面の彼も何故か振り回されてしまいます。
その辺のやりとりが笑えるのですが、失った感情が徐々に戻っていく所は
ちょっと胸が熱くなります。
もう一人虜になっているウー・レイは、以前にも紹介したことがある
「蒼穹の剣」の主人公を演じていますが、子役から出てきて芸歴は長い
まだ20代前半のイケメン俳優さん。
ワン・ホーディーの冷たさを放つ目力とは違う
温かさのある、その意志力が放つ眼差し。
引っ越し前の家で昨年観た、漫画が原作らしい「長歌行」をDVDに撮り溜めていて
三男は、そんなん持って行っても絶対観ないから邪魔になると断捨離を強要されたDVD。
最近チャンネル銀河でこのドラマが放映されていて、途中まで観てやっぱり良いので
続きをこのDVDで最終回まで観たのですが、最後の6話ぐらいは
もしかしたら観ていなかった？と
ハッピーエンドの結末が記憶になくて、録っていて良かったと改めて感じています。
男装ヒロイン長歌をディリラバ・ディリムラットという
ウィグル地区出身のトルコ系顔立ちの女優さんが演じています。
漫画の絵からそのまま抜け出てきたような、彫刻のような美形の女優さん。
この女優さんは「麗妃と始皇帝」で観たその剣捌き・アクションシーンに
只々感服した女優さんで、長歌役に選ばれているのは納得します。
唐の時代、皇帝側と草原の部族阿詩勒部(アシラブ)との攻防の中で
精悍な狼のようで、温かい眼差しもある、
阿詩勒隼(アシラシュン)という若いリーダーをウー・レイが演じていて素敵すぎます。
民のために、平和な世を築いていきたいと身を投じる男装のヒロイン長歌に惹かれて
途中で部族から離脱して、彼女の生き方に寄り添っていく道を選ぶのです。
長歌は、弟子になりたいと慕う男の子や、阿詩勒部の奴隷のミミという女性も
最初長歌を男性だと思って慕うのですが、女性と分かっても彼女が好きで
自分の弟を人質にされて、阿詩勒部の頭領可汗の奥方の密偵にされて
その狭間で悩むも、最後には長歌を救って犠牲になって亡くなります。
男性も女性も、老いも若きもが長歌の魅力に惹かれるというカッコいいヒロインです。
「三国志」のドラマに描いていた「兵法」や
「長歌行」では、自分の叔父の皇帝・李世民への復讐心を抱いて突き進んでいく内に
長歌が気づいた「無為」の心。
自分が囚われていた気持ちに気づき対峙していき、自分の進むべき道に逡巡しながらも
民の平和のために突き進むという、精神性の高い内容が中国ドラマにはよく出てきます。
「もっともステキなこと」で、ライ・リーと共演していたチャオ・ルースーが
長歌の従妹、李世民の娘・李楽嫣を演じていて
任務に忠実で無口で無慈悲な雰囲気を放つ、護衛の皓都をはじめは恐れていたけれど
唐から嫁ぎ先へ行く途中で行方不明になり
長安に戻る途中の辛酸を舐めるような苦労の経験によって
任務とはいえ、どこまでも自分を探し出そうとする、彼の人間性を理解できるようになり
皓都と心が通い合って結ばれるところが、最後には温かい気持ちにさせられます。
格調高い内容の中国ドラマの魅力から
これからも抜け出ることができないようです。
