〜かたることばが歌になる風になる〜

その後の介護日記続き

父がデイサービスに出かけるようになって6日が過ぎた。
朝9時にお迎えに来てもらって、夕方5時に帰ってくる。月曜から土曜までそんな日課で、本人にとって、たとえ車で15分ぐらいのところでも、疲れがでるころかもしれない。でも家族にとって、特に母にとっては、昼間に自由な時間ができてどれほど助かっていることか。

デイの2日目は、帰ってきた時ヘルパーさんが「日中ずっと起きていましたよ。施設にきている人に、陶芸の話をしてましたよ~」と言っていた。
今日もまた、日中起きてたし、その様子を見て頂きたいぐらいだというヘルパーさんの報告だった。

今日はゲームをしたそうだ。さかなへんの付く魚の漢字の、つくりのところを言い合うという。
「あじは?」という問いかけに父は「参るや・鯵」と言ったとか。驚き!
毎日の刺激で、以前の脳が戻ってきたのか?
帰宅後すぐベッドで30分ほど寝ていたが、夕食のころに行くと、ずっと目を開けて、ぼ~と何か考えているような表情。こんな表情は最近にはなかったこと。殆ど眠りこけていたから。

母と三人でさかなへんの字を当てっこした。
「さけは?」「たいは?」「さばは?」「かつおは?」「ふなは?」・・・父はさけは「土ふたつ・鮭」たいは「調達の調の横・鯛」ふなは「ふ」と言った。つまり「付く」という字・鮒。やるやないの~と私は思わず父の肩を叩いた。

歩きたくなっても足がふらつき、何とか数歩歩いてへなっとなったり、廊下で転倒してしまったりするのが、本人も家族も辛い。この現象は脳の委縮によるのかもしれない。
廊下の大きな一枚ガラスに当たるので、びっくりするような音がするが、父はこけそうになっても、本能的に頭を打たないよう防衛している感じがある。「頭打ってへんよ、大丈夫や」と

面倒見の良くない母には時折抵抗して(主人は絶対そうやというが・・)、ご飯を食べたくないと言ったり、逆に母がいらんて言うてるというと、主人に「食べるで」という。
私や主人にはとても素直なんだが・・・。
3年前にダイアモンド婚式(結婚60年)を祝ったこの夫婦。夫婦とは一体何なんだろう(笑)(^_-)-☆

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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