〜かたることばが歌になる風になる〜

誤嚥性肺炎

前の日記からほとんど1ヶ月近く休んでいた。父は間一髪のところで入院できて、命がつながれたと思う。

8月の終わりから約1ヶ月半の嵐のような介護。残暑の中で介護を始めた当初は、ほとんど眠る父を、できるだけ起こすようにして、柔らかいご飯やトロミをつけた飲み物、カロリーのあるエンシュアリキッドという飲み物を食べさせている内に、危惧した通り徐々に気管から肺へと食べ物は入り、忍び込んだ細菌による「誤嚥性肺炎」に父も侵されていった。

痰の絡んだ咳をしだしては、主治医の先生の指示による抗生物質の点滴を施され、少し好転して、また少し悪くなり・・・それを繰り返すようになった。このころにはほとんど食事ができなくなり、おしっこも中々出ない。
主治医から痰を吸い出すバッキュームを借りて喉の見えるところを吸い出すが、しょっちゅう苦しそうにせき込み、いよいよ自宅では介護は無理と判断して、主治医から2、3の病院に入院の打診をして頂いた。

2件は断られ、隣町の1件の病院から、まず受診して下さいとの回答があり、翌日ヘルパーさん介助で病院に行く。車いすに座っている父は、ほとんど眠っていて、酸素の吸収率を図る装置も中々数値が出ないし、血液検査の血を取るにも、脱水がひどくて注射器まで血が入ってこない状態。即入院となったが、今日明日が峠かもしれないと覚悟した。

担当のT先生の初見は、予想した通り極度の脱水症状と腎臓機能の悪化。白血球の数値も何万という異常なもの。
すぐ肺炎の菌を抑えるための一番きつい抗生剤や、水分補給のリンゲル液など、できうる処置を施して下さり、この処方が効くか否か、週末が分かれ目だという。

しかし、父の生命力は想像を超えていたようだ。10月18日木曜午後に入院して、リンゲル液投与ですぐおしっこも正常な人の量が出るようになり、今日までに酸素マスクからの酸素量もどんどん減り、今は自力の呼吸となった。かなりな栄養不足のため、処方の高カロリーの点滴にも助けられ、どんどんしゃべれるようになってきたようだ。但し、入れ歯を入れていない口からはロレツがはっきりしないが・・・。

今日午前中病院でT先生と偶然お会いできお話ができたが、どんどん良くなって、先生と意思の疎通もできて、先生自身も信じられないとおっしゃる。リハビリ棟に移れる日も近いようなお話。
介助が要っても車いすに普通に座ったり、口から食事ができるようになってくれたらと切に願う。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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