WOWOWで今観ている中国ドラマ「愛なんて ただそれだけのこと」の
主人公の二人の気持ちは確実になってきています。
ウー・レイ扮する宗三川(ソン・サンチュワン)はバドミントンの選手で
彼は試合中、それまでドンドン勝っていっても、18対18になると
急にそこから体勢が崩れて負けてしまうというトラウマがあり
試合結果に不安があるので、易速の副社長は
同じチームの金翌(ジン・イー)を選び彼と契約します。
かつてはサンチュワンがチームのエースだったこともあり
副社長の補佐をしているヨウアンは、彼の能力に注目しています。
契約後、ジン・イーとサンチュワンとの試合が行われたのですが
18対18になった時、ヨウアンは咄嗟に点数票の前に立って
数字が彼の目に入らないように隠すと、彼女の咄嗟の機転で彼は
18点から次へと勝ち進むことができて、思わず雄叫びのように叫びます。
ウー・レイのこの芝居の巧さにまたまた震えます。

サンチュワンの鬼のような気迫に怖気付いたジン・イーは
わざと足を滑らして転倒。
試合後「易速の靴に問題があった」と敗因を会社になすりつけます。
ヨウアンは、すぐ靴の性能をいろいろな項目でチェックしますが
全てをクリアしていて問題点は無く、それと一緒に過去のジン・イーの
後輩への暴力やいろんな問題行動が明るみに出て
彼は易速とは契約解消になりチームからも除名処分となります。
サンチュワンは、アルバイトが禁止されているのに
マラソンのペースメーカーをしたことが発覚しますが
ジン・イーの処分の前に、彼もチームを脱退しバドミントンも辞めてしまいます
かたやヨウアンは、副社長が推して契約したジン・イーの件を
副社長のために自らが責任を被り会社を辞めます。
この後は、二人が会う機会も無くなってしまいますが
サンチュワンとヨウアンが知り合った頃、彼女が大好きな行きつけの
ワンタンのお店に一緒に行ったことがあって
彼はそこへ行けば彼女に会えると思って何度も行っているようです。

一旦階段を降りたのにまた戻ってきた息子に


父親の応援がウザいし、照れ臭いサンチュワンと父親のやりとりが笑えます。
先のブログ記事にも書いたドラマ「家族の名において」では
血のつながらない二人の息子たちに
いつも美味しい食事を作っている優しいお父さん像で、このドラマでも
ぶっきらぼうだけど、血のつながらない息子を思っている父親です。
サンチュワンは、彼女とはもう会えないのかと諦めながらの日々の中
失業したヨウアンは次の仕事が決まるまでと、近所のペットショップの
犬の散歩係のバイトをすることになったのですが
元気いっぱいのワンちゃんに引っ張られて転びそうになるのを
偶然サンチュワンに助けられます。
「星漢燦爛」の時の凌不疑(リンブーイ)が
好きになった小商(シャオシャン)の危機に
いつも必ずどこからか現れて助けるというのと同じ。
中国ドラマは、キュンとしてしまうシーンを作るのが上手い❣️
勢いよく走る犬に振り回された彼女の、体力の無さを知った彼は
近くの公園から周辺をランニングで鍛えようと提案して
トータル45分も彼女をサポートして走ります。
運動らしきことをしてこなかった彼女は
走り終えた時少し酸欠のような感じになりますが
彼の「呼吸法の極意」
「思い切り息を全部吐きだしてこそ、肺には新鮮な空気が入る」という言葉に
痛く感動してサンチュワンの一言一言が心に染みます。
ヨウアンの親友はシングルマザー。
子供の将来を考えて、色々習い事をさせているのですが
娘が最近通い出した「子供の体操教室」は、娘本人が毎日でも行くと言う。
それは、子供たちのインストラクターのお兄さんが超イケメンだから。
子供でもやっぱりカッコいいお兄さんは好きだよね〜😊
彼女の親友も、他の習い事はお迎えを人に任せても
この教室は絶対自分が行く、年齢制限がなかったら自分も通いたいぐらいと。
数日後、親友は10日間の出張のためヨウアンに娘のお迎えを頼みます。
「そんな男性(イケメン)がいるの??」と訝るヨウアンに
「例の先生を見れば私の評価が間違ってなかったとわかる」と。
そしてヨウアンが教室のガラス越しに見たのは、、、


サンチュワンはガラス越しに、ヨウアンを見つけ「何で?」という顔。
そして次第に嬉しい笑顔になります。

彼もまたスポーツチームを辞めたことを、この時彼女は知ったのです。
二人の出会いは、スポーツがきっかけでしたが
お互いを思う気持ちは年齢差なんて気にならない。
サンチュワンは10歳も年下だけれど、思いやりがあって気概もあるけど
若者らしい瑞々しさも溢れている。
ウー・レイはそんな役柄にピッタリ!!