先のブログにも書いたが、25年ぐらい昔、主人が大学でお世話になった研究室の先生(当時は助教授)が、研究のために1年ほどフランスに留学されていた時、奥さまがフランスの代表的お菓子クレープの、焼いた生地の真空パックを送って下さった。
大きな丸い鉄板に生地を流し込み、大きめのパテで円を描くようにして薄いクレープを焼いている映像を見たことはあったが、私自身は食べたことはなかった。
送って下さった生地は何となくパサッとした感じで、特別な感慨もなかった気がする。
先のブログにアップしたあの本のレシピで早速焼いてみた。
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レシピの分量だと少し分厚めだがバターを入れるのでしっとりとしている。これに季節の果物、春はイチゴが定番だが、ない時は缶詰のミカンやパイナップルなどを生クリームと混ぜてはさみ包む。
お客様に出すときは包んだものにクリームを添えたりするのがおしゃれだが、私はラップで個別に包み、手でじかに食べて頂く。
これを子供たちにはよくおやつとして作ってやったが当然好評だ。
私たちの母親世代の『おふくろの味』は煮物だったりするが、お菓子作りをする私たち世代の『おふくろの味』は『バニラの香り」と言われるようになったそうだ。
クレープは何度も作る内に、レシピの牛乳の量と小麦粉の配分を変えて、できるだけ薄く焼くことにしていった。
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↑ 焼けた時の縁は少しパリッとしているが、粗熱を取っている内にバターでしっとりしてくる。
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↑ 缶詰のみかんとマンゴー。細かく切って挟む。
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↑ 昔は生クリームをホイップして自分の好みの甘さにしていたが、最近はお手軽なのを使う。少し甘めだが。
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↑ 包みは一番最後に残った少ない生地で焼いたもの。丁度良いサイズだがきれいな円形にならない。
今使っているフライパンは直径30センチぐらいで、お玉にいっぱいの生地を焼くので、円が大きく出来上がり枚数も8枚ぐらいで少ない。
以前の使い勝手が良かったサイズ(20センチぐらい)のフライパンは、お玉に7分目ぐらいの量で、出来上がりがひとり分のクレープとしてベスト。15枚ぐらいできる。
昨日三男が大事な人を連れてきた。その彼女の子供さんも一緒と言うのでクレープを出した。
フルーツを挟んで折りたたんだひとり分は半分に切って並べた。
普段よくおしゃべりするというのに緊張気味らしく、あまり食べてくれなかった子供たちにお土産で持ってかえってもらった。
今度来た時は少ししゃべってくれるかなぁ
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