練習場に向かう電車を待っていると
「特急の自由席はこのあたりなのか?」と
ホームで同年代らしい女性から尋ねられた。
この地の出身らしく、市役所に用があっての帰りだとかで
地元の名産和菓子『村雨』を買って帰ろうとしたが
定休日で買えなかったことや
市役所の近くのお店で売っていたという
「台湾カステラ」の話題で、知らない方と車内でお話が弾んだ。
「花座」のほそみっちゃんも、長男のお嫁さんのともちゃんも好物の和菓子。
和菓子「村雨」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/24/8899cb48abaa54851c4f8348eefea6d5.jpg)
鶴屋吉信など、京都の老舗の和菓子屋さんでも似たものはある。
これらの老舗のは、ねっとりしていたり、蒸した生地の中に
餡が入っていたりと凝ったものが多い。
地元のこの和菓子は、素材を蒸しただけで余計なものが入っていない。
素朴な製法が
福井出身のともちゃんも、大阪人のほそみっちゃんも好みらしい。
いつものようにソプラノの席に座ると、少し歳上になる啓子さんが
「いつもブログ読ませてもらって、笑わせてもらっていますよ」と。
「笑うところありましたっけ?」と返すと
先週の練習後のお茶での、私がハマっている中国ドラマについて
『みんなの「へ〜」の連発』というあたり
情景が目に浮かぶようで笑ってしまったと。
私と違って(笑)
いつも物静かで楚々とした感じの啓子さんが
読んでくれて共感してくれているのが嬉しくて
のほほんとしたあったかい気分で声出しが始まった。
なかにしあかねさんの「女声合唱組曲『伝言』」(北原悠子作詩)の中の
最後の2曲『さくら』と『青い空の彼方から』の音取り。
♫さくらがふってくる わたしのかたに わたしのあしもとに
さくらがふってくる ポケットのなかに テーブルのカップに
さくらがふってくる まぶたのうらに ゆめのなかに
さくらがふってくる じゅもんのように こもりうたのように
さくらがふってくる あおいそらのおくから とおいあのひから
さくらさくら ちってじめんに あかりをともしたそのあとは
あわゆきのようにきえてしまった♫
さくらを幻想的な対象として、心象風景として
誰かに伝えようとしているのだろうか、、、。
4分の3拍子で始まり、途中で8分の6拍子風になり
しかも3パートがずれてカノン風になっているのでとても難解。
今日は伴奏者がいない中で、ピアノを弾きながら口角泡を飛ばし?
指導してくれているほそみっちゃんに敬意を表しながら歌う。
初演の動画をお借りした。
作曲者なかにしあかねさんがピアノを弾いていらっしゃる。
9分55秒あたりから「さくら」が始まる。 とても幻想的・・・。
ご興味無い方はスルーして下さい。