〜かたることばが歌になる風になる〜

吉本新喜劇貸切公演に行く

いつも利用しているK銀行の預金でプレゼント応募があった。
行員さんに勧められて書いたが、どうせ当たるわけないしと思っていたが忘れた頃に連絡頂いた。
合唱祭の翌日で、その翌日火曜日は合唱団の打ち上げがあるので、うまい具合に日にちが埋まった。

たまにテレビで聞くことがある関西の芸人さんの「しゃべくり」
最近はコントで動き回るタイプも多いが、私にはイマイチその笑いのポイントがわからない。

私の子供時代には「しゃべくり」だけで笑わせる漫才師さんが多かった。
幼児期でかすかな記憶にあるのは「エンタツ・アチャコ」
子供時代は「中田ダイマル・ラケット」
これらの漫才師さんは、舞台を引っ込んでも後を引いて笑いが止まらない。
記憶に新しいのはなんと言っても「やすし・きよし」
「オール阪神・巨人」も後引く笑いで絶妙だ。

合唱祭の時、指揮者の先輩に吉本を聞きにいく話をすると、以前息子が連れてくれたけど、チケットは中々取れなかったよと言う。
私の小学生の頃は土曜日学校から帰ると、昼の時間に「松竹新喜劇」をやっていて藤山寛美の天才的な笑いの演技に子供ながらもはまってしまっていた。
その後吉本新喜劇が出現したが、どうしてもそのふざけたようなおチャラケが腑に落ちず、二番手な喜劇集団としか思えない時代もあった。今では吉本に所属する芸人さんは5000人ぐらい居るそうだ。
今奇しくもNHK朝の連続小説は吉本興業創設者吉本せいさんのお話だ。

プレゼントはペア券なので妹と一緒にチケット交換の時間に行くと、すでに100人以上が並んでいてビックリ‼️
場所は「梅田芸術劇場」の『シアタードラマシティ』の方。

こちらは「メインホール」でこの左手の方に「シアタードラマシティ」への入り口がある。

20年ぐらい前には、「風」とは違う合唱団に所属していて練習場がこの「茶屋町」あたりにあったので、当時ほんの少しだけ「飛天」という名前の劇場があったことを思い出す。これが梅田芸術劇場の名前に変わったのだそうだ。
「シアター、、」への入り口をずっと突き進むと、ホテル阪急インターナショナルのエントランスのフロアになり、この地下に「シアター、、、」の方がある。
ホテルのエントランスにはこんなツリーが飾ってあって、1年前のお一人様北ドイツの旅を思い出してしまう。

20年ぐらい前の古い話だが、このホテル6階のロビー続きのフロアで、当時所属していた合唱団の人と練習後ランチをどうするか等おしゃべりしていると、端っこにある小さな外へ繋がるドアの所で、一旦出ようとしてはまた私たちを意識するように、こちらに目を向けながらドアを開けかけている人が居た。
その動作が如何にも「こちらを見てよ」というような、滑稽で可笑しみの感じる男性だったので、変だなと思いながら見てしまうと、当時それなりには知名度はあったが、篠原涼子と結婚してから一躍有名になった市村正親だった。
「飛天」に出演する役者さんがこのホテルのレストランなどで見かけられたりしたものだった。
これも20年ほど前、大阪の某ホテルのレストランで火野正平と坂上忍も見た。
この時の火野は、自分たちの会話を聞かせるかのように突然大きな声を発して、「エッ」という感じで周りの人たちを振り向かせ自己アピールしていた。
タレント、俳優は自己顕示の塊、そうでなければ人前に出る職業はできないのだとその時思った。
市村の行動もまさしくそんな感じだったのを思い出している(笑)

この日の漫才は、顔のでっかい(実物は想像以上)ベテランコンビの「のりお、よしお」以外は人気の若手3組。
私は、漫才コンテストなどでおぼろげに「和牛」の名前を聞いたような気がするぐらいで、顔とコンビ名が結びつかないが見覚えがある「しゃべくり」の若手の、結婚式のプランナーの役をする人とお客さんの絡みのネタや、今の北朝鮮ネタや、片方が9割近く喋り続けるコンビが、セリフ?お話を噛むこともなく弾丸のように出てきて、この人たちきっといつか喉やられてしまうわ!と思うほど、エネルギッシュでパワー全開で笑わせられ続けて「笑いすぎて疲れる」のを経験した。

漫才の合間の曲芸のお兄ちゃん、一輪車に乗りながら前列の方に座っているお客を巻き込もうとするが、年寄りでパワーがなくて投げ輪が届かず、パフォーマンスを披露できず声も絶え絶えのその演出が可笑しすぎて、予定通りだろうが、ハップニングだろうが、この瞬間にしか味わえない笑いの一体感はやはりライブの醍醐味だろう。

11月の最後に、お笑いの聖地で「笑いに癒され」不快を飛ばしてもらう時間を頂いた。

終演後妹と梅田三番街の珈琲店で、美しい大倉陶園製の器に入った珍しい珈琲を飲んだ。

次はそのお話。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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