
先輩のところの出し物は、私が中学生の頃から大好きな
江間 章子の詩に団 伊玖磨が作曲した「花の街」
あとの2曲は
金子みすゞの詩に湯山 昭が作曲した「蜂と神さま」
薩摩 忠の詩に小林 秀雄が作曲した「瞳」
「蜂と神さま」
蜂はおはなのなかに
お花はお庭のなかに
お庭は土塀のなかに
町は日本のなかに
日本は世界のなかに
世界は神さまのなかに
さうして さうして(そうして そうして) 神さまは
小ちゃな蜂のなかに
金子みすゞは明治36年山口県長門市に生まれた。
20歳の頃下関に移り住みその頃から童謡を書き始めたそうで、詩人の西條八十に『若き童謡詩人の中の巨星』と激賞され、一躍童謡詩人たちの羨望の的となるが昭和5年26歳の若さで亡くなる。
彼女が23歳で結婚した夫は今で言うDV男、女性関係もだらしなく、その素行から移った性病を彼女も移されて、一人娘の親権と離婚を願い出るが叶わず自ら命を絶ってしまったそうだ。
祖母に育てられたと言う生い立ちや、不幸な結婚などからか、彼女の詩からは、なんとも言えない悲しげな諦めに似た情感も感じてしまう。
合唱祭の翌日は予てから楽しみにしていた「吉本新喜劇」貸切公演に行ってきた。
「笑い疲れる」と言うことがあるのを実感してきた。
次回に書こうと思う。