〜かたることばが歌になる風になる〜

中国版「深夜食堂」

中国ドラマ「永遠の桃花 三生三世」を観てからというもの
この主演のマーク・チャオとヤン・ミーにはまってしまっている
特にマーク・チャオの非凡な演技力の虜になって
このドラマを何十回も観て、同じシーンで何度も泣いては
「私ってバカじゃないの」と自虐的につぶやいている(笑)

そもそも彼の作品が少ないのと、you tubeも字幕のある動画がほとんど無い。
そんな中「永遠の桃花」を観た人のレビューで
中国版「深夜食堂」の第7話~9話に、マーク・チャオが出ているとの情報を得た。

プロモーションビデオでは、可愛い赤ちゃんを抱っこしているマーク・チャオや
大きくなった目のぱっちりした可愛い女の子とマーク・チャオが
時々出てくるのでお見逃しなく。
「深夜食堂」は元々日本の作品で、食堂のマスターに小林薫が主演している。
私は韓国版のを以前観たことがある。
キム・スンウという、「ホテリア」というドラマで、ホテルの支配人を演じた
ベテラン俳優がマスター役。

日本のも韓国のも、深夜に営業している食堂にいつも集まる常連客の
人生模様も織り交ぜながら、いろんな食べ物が出てきて、食通の人にも
興味をそそられるドラマだ。

中国版は、日本の原作をベースにしているが、港付近らしい夜の映像や
食堂に来る常連客の心理描写などが、美しくきめ細かく映し出されていて
中国版独自の「深夜食堂」を描き出しているように思う。

マーク・チャオ演じるのは、捨てられていた赤ちゃんを
5歳まで一生懸命育てるろうあ者の父親役。
中国の人身売買の組織にさらわれた赤ちゃんが、段ボールに入って
港に放置されているのを、耳が聞こえない、しゃべれない、字もかけない
マークという船乗りの男性が見つけた。
彼は、まるでかわいい天使を見つけたように、いつも行く「深夜食堂」の
マスターのところに、赤ちゃんの段ボールを持ってくる。
この食堂の常連客たちと一緒に、子供を「楽楽(ルル)」と名付け
マークとルルは本当の父娘のように、常連客のみんなで見守りながら育てていく。

マークという人物は、「永遠の桃花」の師匠墨淵や、皇太子夜華のような
高貴な身分の人物とは正反対の、いわゆる底辺で暮らす労働者。

マーク・チャオは、ほんとに耳が聞こえないしゃべれない人なのかと錯覚するほどの
圧巻の演技。
一方子供をさらわれた女性は、自分の子供をずっと探し続けていて
ようやくマークにたどり着き、彼が誘拐したのだと訴えて彼は裁判に立たされる。
濡れ衣だと訴える彼は、しゃべれないのでうまく証言できない。
自分はルルに絵本だって読み聞かせられると
言葉にならない唸るような声で訴えるシーンや
字を覚えようと、形にならない字を練習しているシーンは
涙なしには見られない。

こどもをさらわれた女性はキャリアウーマンで
経済的にもルルを育てる環境は整っている。
本当の母親が見つかったルルのことを思って
断腸の思いで母親の元に返すマークと、車に乗っているルルが
窓際で言葉を交わす別れ際のシーンは、5年間父娘として暮らした二人の
納得するしかない、抑えてもあふれてくる涙に泣かされる。

第9話の最後のシーン。
本当のお母さんとルルはニューヨークに住んでいて
数年後、パスポートを持って空港のエスカレータに乗っているマークの
晴れやかな嬉しそうな表情の映像で終わる。


活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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