今日はスタジオジブリ・メドレーの後半の
「カントリーロード<みみをすませば>より」
(鈴木麻実子歌詞/ジョン・デンバー作曲/若松正司編曲)
「めぐる季節<魔女の宅急便>」(吉本由美歌詞/久石譲作曲/若松正司編曲)
「さよならの夏<コクリコ坂から>」(万理村ゆき子作詞/坂田晃一作曲/若松歓編曲)
この3曲でしたが、「さよならの夏」の切ない歌詞とメロディーとが
この頃歳のせいか、すぐ涙が出そうになるノスタルジックな歌です。
「コクリコ坂から」の原作は佐山哲郎という、元々歌人でもある作家の書いた作品。
先の東京オリンピックが開催された前年、1963年の横浜をイメージした街を舞台に
高校生16歳の松崎海(うみ)と風間俊の青春物語。
「コクリコ」は、フランス語で「ヒナゲシ」のことで
物語の中に出てくる高校の部活棟、通称「カルチェラタン」という建物の老朽化で
取り壊すか否かの、生徒と教師との闘いも出てきます。
建物の名前は、フランスの地名「カルチェ・ラタン」から取っていて
この地はパリ大学など高等教育機関の集中する街で
作品の時代背景60年代の反体制に対する、学生運動の中心地でもありました。
このアニメは、宮崎駿さんの息子さんの吾郎さんの監督作品。
主題歌が「さよならの夏」で、元々森山良子さんが歌っていて
最近では手嶌葵(てしまあおい)さんが歌っています。
物語を観ていないのですが、よくある淡い青春の物語と
学園ドラマ、戦争で亡くなった父親とその周辺の人々の生活や
主人公たちとの関わりが、60年代の時代背景の中で描かれていて
同じ時代に青春を送ってきた私には共感を感じます。
フルートによる「さよならの夏」の曲の動画をお借りしました。
光る海に かすむ船は
さよならの汽笛 残します
ゆるい坂を おりてゆけば
夏いろの風に 逢えるかしら
私の愛 それはメロディー
たかく ひくく うたうの
私の愛 それはカモメ
たかく ひくく 飛ぶの
夕日の中 呼んでみたら
優しいあなたに 逢えるかしら
誰かが弾く ピアノの音
海鳴りみたいに 聞こえます
遅い午後を 行き交う人
夏色の夢を 運ぶかしら
私の愛 それはダイアリー
日々のページ 綴るの
私の愛 それは小舟
空の海を ゆくの
夕日の中 振り返れば
あなたは私を 探すかしら
散歩道に 揺れる木々は
さよならの影を 落とします
古いチャペル 風見の鶏
夏色の街は 見えるかしら
昨日の愛 それは涙
やがて 消えるの
私の愛 それはルフラン
終わりのない ことば
夕日の中 巡り逢えば
あなたは私を 抱くかしら