今日昼間の雷雨はけったいでした。
西の方はガンガン太陽が照っているのに東北の方は雨。
またまた中国ドラマ、興味ない方はスルーなさって下さい。
観始めた時はいつものラブロマンスと思いながら観ていた
「星漢燦爛〜銀河のような恋〜」の
主人公たちの、究極の場に置かれての決断に考えさせられています。
中々奥深いです。
日本においても、昔は子供の時から親が決めた
「許嫁(いいなずけ)・婚約者」というのがありました。
主人公の程 小商/嫋嫋(チョン・シャオシャン/ニャオニャオ)と恋仲になった楼ヤオには
楼家(ロー家)と何家(ハー家)の親同士が決めた許嫁の
何昭君(ハー・ジャオジュン)がいましたが
優しいけれど少し頼りない楼ヤオには愛情もなく
彼女はいつも上から目線で我を通していて
ある時、楼ヤオとの婚約を破棄して、自ら肖世子・雍王世子と婚約します。
しかしこの男は国の逆賊で、彼らが、とある県を襲撃したのを
死守して殉死したのが何家(ハー家)の父や兄たち。
一族の中で幼い弟と二人だけが生き残ったハー・ジャオジュンは功臣の娘。
世の人々もこの遺族を娶るのが筋という気運が高まり
急転直下で、楼ヤオは彼女との婚約が復活することになってしまいます。
楼ヤオと結婚しようと思っていた嫋嫋・小商(ニャオニャオ・シャオシャン)は
「なんでいつも私は不運なんだろう」と泣き崩れます。
それから彼女は数日考え込んでいましたが何かを悟ります。
楼ヤオも、程(チョン)家と楼(ロー)家との破談の話し合いの席で
自分の親族に「なんで自分だけが犠牲になるのだ」と怒りを露わにします。
この時、ニャオニャオは楼ヤオと席を立ち二人だけで話をします。
楼ヤオを説得するニャオニャオの言葉に、私は感動してしまいました。
彼は許嫁には愛情はなかったけれど、殉死した何(ハー)将軍(許嫁の父)や
彼女の兄たちに可愛がられ
許嫁の兄は、忙しい中でも楼ヤオに弓術を教しえてくれたりして
我が儘なハー・ジャオジュンに耐えていたのは、何将軍らの情を重んじ
恩義を感じていたから。
驊県で二人が誓い合ったこと
「世に立つ時は民を守れてこそ、天地に恥じることはない」
「何将軍と5人の息子たちが矢面に立ったから
民を守って災いを最小限に阻むことができた。
何(ハー)将軍は偉大で
この人たちの前では私たちの男女の情なんて取るに足りない」
「辛いあなたに申し訳なく思う」「娶るのはあなた」
「代われるなら私が代わってあげたい。ごめんなさい」と泣きながら言います。
「今は悔しくても未来は変えられる、あなたならできる」
「ハー・ジャオジュンを娶ってからは、あなたはただの夫ではなく
兄であり寄る辺、彼女を大切にして教え導くの」
すると彼は「君は正しいよ」と。
こうして二人は、自分たちの「破談の決断」を両家に伝えます。
小商・嫋嫋(シャオシャン・ニャオニャオ)に対しての世間の評は
生まれてすぐに両親が戦に出ていて、礼儀作法や学問を教わっていないから
無知だとか、少し捻くれていて知恵があって小賢しいなど言う人もいるのですが
凌将軍(リン・ブーイ)だけは、彼女の豪胆さも度胸も、賢さや優しさが見えていて
女人には全く興味を示さなかった彼が、一目惚れした理由がそこにあったのでしょう。
凌将軍はいつも彼女の危険を予期していたように現れて彼女を救います。
彼のこんなアピールに、ニャオニャオが気づかないのは鈍感すぎる。
それとも好意に気づき出しているのでしょうか、、、
二人の「銀河のような恋」が早く始まってほしい〜⭐️⭐️⭐️
けど、まだまだ波乱万丈の筋書きのようで、すぐには結ばれないようです。
今3分の1ぐらいまで話数が進んできたところで、木曜日が待ち遠しいドラマです。