ソング「うた」
1982年「ポーランド緊急支援コンサート」のために書かれた、佐藤信詞、林光曲の作品。
歌詞に「坊やの子守はどこへ行った」(子守歌)
「なじかは知らねど心詫びて」(ローレライ)
「だからもう恋なんてしたくないのさ」(黒い花びら・水原弘)など
有名な歌の歌詞が挿入されているが、全体には、革命の歴史がある
ポーランドらしいリズムとメロディーがおしゃれ。
2004年林光さん来阪の折、アンコールで林さん自身のピアノで
即興演奏も入り歌った「うた」は、林さんのピアノがあまりにも素敵だったので
2013年の、編曲の一部改編したバージョンでピアノ担当だった私は
このステージをあまり聴きたくなかった。
今になってみると、これはこれで良いのじゃないかと思ってアップした。
次の曲は「明日ハ晴レカナ曇カナ」(武満徹詞/曲・E.O編曲)
映画音楽をたくさん手がけた武満氏が黒澤明監督と仕事をした時のこと。
監督と武満氏の意見の相違による対立があったとかで
映画のロケ撮影の天気の心配をして、また黒澤監督のご機嫌を心配をしながら
仕事をしている黒澤組スタッフの気持ちを、おもんばかってできたのがこの詞。
ピンクの「春芳」とつるバラ「荒城の月」、名前不詳のスカーレットローズも
お化けのように開いた。
「ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサール」は少し開いている。