最近ブログネタも切れて、またまたドラマの記事になってしまいます。
ご興味ない方はどうぞスルーなさって下さい。
最近は中国ドラマの、ファンタジー仕立ての時代劇にハマっていますが
それでも、やはり内容の掘り下げが深く、人間の本質を抉り出すような
色濃い韓国ドラマの、主に時代劇が多いですが、色々選びながら観ています。
この夏、お盆の頃から撮り溜めていて、中国ドラマの録画を観るのに忙しくて
ほとんど観ないでいた「浪漫ドクター キム・サブ2」(第2弾)を
ようやく再生して観ています。
第1弾は、2016年に韓国で制作されて大ヒットした医療ドラマで
私は2018年に放映されたのを観た「浪漫ドクター キム・サブ」
韓ドラ医療ドラマの真骨頂ともいうドラマでした。
主人公のキム・サブを、ベテラン俳優のハン・ソッキュが演じています。
ドラマサイトの紹介文を要約すると
幼い頃に病院で父を亡くしたドンジュ(ユ・ヨンソク)は
その時の医師の言葉で外科医を志す。
数年後インターンとなったドンジュは
配属先の病院で、先輩の女性医師ソジョンと出会い惹かれていく。
ソジョンも彼に心揺れるが、その矢先、当時付き合っていた恋人を
事故で亡くし、その後彼女は行方をくらます。
それから5年後、成功を夢見て野心的な医師となったドンジュは、ある手術に失敗し
片田舎の「トルダム病院」に左遷されることに。
そこでソジョンと再会を果たすが、彼女は過去の心の傷をかかえていて自殺を図る。
この時、ドンジュの前に現れて緊急手術を行うことになったのが
幼い頃にドンジュを助けたキム・サブだった。
“神の手”と呼ばれるキム・サブの手術能力に圧倒されたドンジュは
型破りなサブに反発しながらも彼の下で医師として成長していく
キム・サブに扮するのはベテラン男優のハン・ソッキュ
ハン・ソッキュは、「根の深い木」という時代劇ドラマでは
朝鮮王朝第4代王様役、以前観た映画「尚衣院(サンイウォン)」では
宮廷の王様や王妃の衣装のデザインや仕立てをする部署「サンイウォン」の主幹役で
さりげなく落ち着いた演技ながら、いつも存在感あふれるベテラン俳優さんです。
子供の頃、キム・サブに出会って医師になったドンジュ役は
先ごろネットフリックスで放映された「賢い医師生活」でも、優しい小児科医を演じていた
甘いマスクのユ・ヨンソク
「サンイウォン」では、ハン・ソッキュと共演していて
コ・ス演じる衣装担当の若い男性が抱く、王妃への淡い恋心に嫉妬して
彼を殺してしまう残虐な王様を演じていました。
第2弾でも、第1弾の時と同じ役で同じ俳優さんがいます。
看護婦長オ・ミョンシム 役のチン・ギョン
チャン・ギテ行政室長役のイム・ウォニ
随分前に観た「力の強い女 ト・ボンスン」では
ちょっとお惚けな雰囲気のヤッチャンのボス役でしたが
このドラマでも少しお惚けで、時々クスっと笑えるシーンもあります。
トルダム病院本院では、華々しく活躍する医師や
その先輩医師に媚びている中堅医師や、後輩のインターンをこき使う先輩など
それぞれの出世欲なども見え隠れする、病院の人々の生きざまと
その世界から外れてしまった訳ありな若手医師たちが
はみ出されて行かされた、寂れた佇まいのトルダム病院分院の
キム・サブ(キム師匠)を中心に動く、地方の医療現場。
そこに運びこまれる救急の患者たちと、医師との臨場感あふれる人間模様を
テンポ良く描き、飽きさせず魅せてくれるドラマで
少し違うのですが、手塚治虫さんの描いた
アウトロー医師の「ブラック・ジャック」を思い出しています。