久々の韓国ドラマでした。
こう言う類のドラマは、最近は敬遠していたのですが、、、
経済的に底辺にいる下層の人たちと、天と地ぐらい違う生活する財閥の人々との
韓国お決まりの設定で進む筋書きです。
財閥大手Wグループ会長は、ありとあらゆる不正をしてのし上がってきた
怪物のような人物。
この男の愛人だった女性と息子を家に入れますが
子供の時に母親は自死し、母の死後生きる気力を失い
Wグループの常務理事になっているチョン・スホは
無気力で自堕落に傲慢に生きています。
貧しい母子家庭のヒロインのソル・ジヒョンの妹ジウンは
家族に内緒でデリバリーヘルス嬢をしていて
呼ばれたホテルのプールで亡くなります。
ジヒョンはデパートの駐車場案内係で
日本じゃ見たことないような(私が知らないだけ?)
送迎パフォーマンスをしています。
常に不機嫌なWグループの常務のスホが
彼女の出迎えにクレームをつけて
デパートの客たちの前で、イジメ的なやり直しをさせるところから始まります。
またか、こんな場面観たくもない視聴を止めようかとも思ったけど、、
ジヒョンと結婚の約束までしている恋人のシン・ミンソクは
Wグループの弁護士として雇われて、ジヒョンの妹の変死の処理をさせられ
病気の父親を抱えて、お金のため保身のためにドンドン変貌していくという
色々な人間模様、生き様をサスペンスタッチで描く、韓ドラ定番の筋書きです。
何の気力も無く生きていたスホに、この後追い打ちをかけるように
脳腫瘍も見つかって余命半年と宣告され、自暴自棄な日々でしたが
妹の死因に疑問を持ち、懸命に生きるヒロインに関わっていく内に
彼女のために「時間」がある間にやるべきことをやろうと
生きる理由を見出します。
そして、スホの病気が、アメリカでは1%の可能性でも治るかもしれないと知り
生きる望みが持てるならとそれに賭けようとしている流れでしたが
海の事故で突然亡くなります。
ちょっと唐突に主人公が消えて残念でなりませんでした。
何となく消化不良な感じだったその理由がわかりました。
実は、キム・ジョンヒョンがあまりに役に入り込みすぎて
不眠やら摂食障害になって演技ができなくなって
途中降板をしたそうです。
以前にも書きましたが、役者さんは役柄に入り込みすぎて
ストレスを抱えることが多く短命だと聞いたことがあったので
私の疑問を裏付けた、いわく付きのドラマだったようです。
「哲仁王后」ではお惚けな王さま役で
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私の中で好感度アップした男優さんで見直しました。
「時間」でのこのしんどい役柄にも敬服して見直しています。