相続人は母と私含めて娘3人。とりあえずは、公共料金等、自動振替されている父名義の通帳を母の名義に替えることから始まった。
父が40年近く前まで生業としてやっていた繊維関係の仕事を辞めてから、数年前まで倉庫の一部を貸したり、一昨年までは、ある機械工業所の事務所に貸していたので、ずっと税金関係を処理してもらっていた税理士さんに、父の亡くなった後の相続関連をお願いすることになった。
父は次男なので、お墓も仏壇も自分たちが初めてだ。
お墓は20年ほど前に作っていたが、父がここに入ることになり、赤字で明記されていた父の名前の色を変えるに当たって、まずは墓の名義を父から母に移すことが1番最初の「初めて」だった。市役所の別館「緑化○○」(ちょっと名称を忘れたが)という部署で処理してくれる。このお墓も相続のひとつになるそうだ。
母の住民票、印鑑証明書、そして父の「原戸籍(はらこせきとか、げんこせきなどというらしい)」を揃えねばならない。
「原戸籍」は、父が生まれて、父親(おじいさん)の戸籍に名前が載っている、細かい手書きで書かれたもの。その次に、父が母と結婚して自分の戸籍ができた時のもの。そして生まれた娘たちがそれぞれ結婚して父の戸籍から出たことを書いているもの。これら3部が一緒になっていた。
父が母と結婚したころに病気で亡くなった弟がいたことは私も聞いていたが、「原戸籍」には、一番上の兄(伯父さん)と父の間に1人男の子が生まれてすぐ亡くなったことが記されていた。
細かい字で書かれた大正時代の戸籍、人の生まれた時からの古い古い戸籍が役所にきちんと保管されていたのだ。
何とも不思議な感情が湧いた。自分のルーツを見たのだから。
時折、私の長男のところの子供たち(孫)の顔を思い浮かべると、私が大学生で独り者だった時、いや、もっと子供だったころには、孫たちの存在は想像すらもすることがなかったわけで、こうやって子孫は続いていくのだ。
以前この時季に撮った写真。
我が家の北東に位置するリビングからは、実家の家の東側に位置する庭があり、うちと共有している。
我が家の二階から、実家の庭の大きな泰山木の木を見下ろすことができて、6月半ばから末ごろに白い花が咲いているのが見える。
上の方に咲くので、私も実家の母もうっかり見過ごしてしまうのだが、これは2008年6月23日に撮った貴重な写真。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/4e/2cb2ac1326f49f083e2eba079f0d3643.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/c4/3fe266f9580c8f659a403d7e32150c3f.jpg)
また、うちの庭で2006年7月に撮ることができた「アオガエル」の写真。一昨年庭をリフォームして、今はもうない「金木犀」の葉っぱに乗っているかわいい一匹。
「mixi」をやっていたころ、この写真をアップしたら、知らない男性がよく撮れているとコメントしてくれたことがあった。
しかしここ数年は蛙を全然見ていない。
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