彼女が「カフェコンサート」を始めた動機は、地域のおばあちゃんたちにクラシックだけじゃなく、自分が歌えるいろんなジャンルの歌を聴いて頂きたいの思いから、最初は半年に一度の割合で、ここ2、3年は年に一度ぐらいになっているが、既にVol.17となって、私も2回目の参加となった。
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20日は敬子さんの地元西宮の、敬子さんのご親族の経営する「スタジオ・エモン」
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アンコール「ウィーン我が夢の街」で、敬子さんと連弾風に伴奏をしていて途中から私も歌に参加。ゆかりさんアルト、私メゾ、ほそみっちゃんがソプラノ。
こちらのグランドピアノは元々敬子さんのもので、響きもタッチもうちで弾いているのとあまり違わない。
クラリネットのゆかりさんとは初めての共演。
コーラス「花座」のピアニスト敬子さんと共通の知人ということもあり、月一の合わせの都度どんどんとその距離は近くなった。ゆかりさんは私たちの「乗り」以上に「関西的?乗り」が良くて、25日の大阪本番ではお客様のテンションにも助けられて「音楽するって何と楽しいのだろう」という雰囲気に、カフェの空間を包んでくれた。
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プログラム最後の曲「You Raise Me Up」
ゆかりさんは、私とはひとまわりぐらい違う北海道出身の方。東京の大学を出て九州出身の優しい旦那さんと出会い、今は関西在住という。同じ音楽を通じて「友達の輪」が繋がっていく。
クラリネットの柔らかく、深く、しっとりとした音色にこんなに癒されるものかと痛感した。ゆかりさんのお人柄と高い技術力があってのこと。
敬子さんとは初めてピアノ連弾をご一緒したが、別々の相方とお互いに弾いたことがある、モシュコフスキーの「スペイン舞曲集」の1番と3番。
1番は敬子さんがプリモ(第1)、3番は私がプリモ。3番の方の出だしの私の右手と彼女の右手のメロディーは、1オクターブずれて一緒にユニゾン(同じメロディー)で動く。
8分の3拍子で、右手の16分音符の速く長いパッセージ(フレーズ)が、不思議と最初の練習合わせからずれることなくピタッと合った。伴奏部分になる左手はお互い交差しているという形態も面白く、曲の紹介を聞いて私たちのすぐそばで見たいと座り直された方に、カフェ全体が弾けるような笑いに包まれた。
良い仲間との出会いを大切にしたいと思う。