壺井栄文学館に入る前に肝心な場所を書き忘れるところだった。岬の分校の再現した建物。中に入ると、二十四の瞳を撮影した映画監督木下惠介氏の写真。初代の大石先生役は高峰秀子、2代目は田中裕子だった。いろんな古い映画の看板のような絵がたくさん展示されている。「喜びも悲しみも幾く歳月」は灯台守の夫婦のお話。この物語の主題歌を好きで主人はよく歌っていた。何もかもが夢のあとのよう。