市場通り先の「江南」でヘルシーカレー生野菜付き

市場通りの先、「萬来亭」の隣にある「江南」。見るからに“街の小さな中華屋さん”といった風情です。 　昨日はここのカレーライスが食べたくて、午後１時過ぎ、お店に行ってみました。がたつく重たいドアを開けて一歩店内に入ると、大音量のテレビに圧倒されます。 　ランチ時を過ぎたせいかお客はゼロで、オバさんが一人、カウンター席に座りＮＨＫの対談放送を観てくつろいでいましたが、わたくしが入ってきたことに気づきません。 　テレビの音量が大きいのは、耳が悪くてボリュームを上げているのかもしれませんね。 　「こんにちわ～！」と大声で来店を告げると、やっとわたくしの存在に気がつき、 　「あっ、いらっしゃい」と営業モードに戻りました。 　クーラーのスイッチを入れてから冷たいお茶を運んできて、 　「暑いでしょう、ごめんなさいね、冷房の調子が悪くてねえ…」 　 　確かに暑い！　客席、カウンター、厨房が一体になったオープンキッチンタイプの店なので、鍋をあおったり湯を沸かすときの熱がこちら側にやって来るような気がして、ことさら暑さを感じます。 　この暑さの中で食べたのが、これ。５００円のヘルシーカレーライス（生野菜付き）です。 　生野菜というのは左側のキュウリで、自家製のドレッシングに漬かっていました。そしてカレーライスに付き物の福神漬けはありませんでしたが、ラッキョウが２個添えられているのが嬉しい 　ヘルシーカレーというから「ニンジン、ジャガイモ、玉ネギにチョッピリのお肉カレー」を想像していたのですが、豚肉と玉ネギだけの、どこか中華風の感じのするカレーライスでした。 　中華街の中華料理店で食べるカレーライスは、たいていこのスタイルですね。シンプルな中にも、玉ネギから出る甘さが、中華テイストとコラボレーションして、クセになる味わいを演出しています。 　豚肉も眼一杯入っていて、美味しかったです。 　テレビの音だけではなく、カレーライスのボリュームもタップリでした。 　汗ダクになって食べていたら、オバさんが冷た～く冷えたオシボリを持ってきました。 　「忘れてて、ごめんなさいね。暑いでしょ」 　こんな感じのお店なので、探偵団はしばしば「江南」へ食べに行くのです。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね