中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

石川町の「味香園」で生馬麺

2005年05月09日 | おいしい横浜
 本日2食めのサンマーメン(780円)です。昼は「景珍楼」、夜は「味香園」、一体どうしちゃったんでしょうか、自分でも分かりません。サンマーメンづいています。
 この「味香園」というのはJR根岸線を挟んで、中華街とは反対側にあります。石川町駅北口から行くと、多くの観光客とは別れ、労働者の町「寿町」方面へ向かったすぐの所です。赤と黄色の看板が目印。最近、中華街で評判の「福満園」と似たような色使いですが、それもそのはず、この両者は姉妹店なのです。
 
 時間はもう10時を回っていましたが、今までずっと仕事だったので、まずはビールで一人乾杯です。ここはビン、生、青島、どれでも480円で、お通しが付きます。今日のお通しはキュウリとザーサイの和え物でした。寿町に近いからでしょうか、安いじゃありませんか。
 感動的なことがもう一つありました。タオル製のオシボリを広げて手渡してくれるのです。こんなことやってくれるのは、中華街大通りの大型店と相場は決まっています。普通はポンと置いていくものです。それも薄い紙製だったりして…。もっとひどいところになれば、オシボリなんかでませんよ。
 そして、マスターが一杯目のビンビールを注いでくれたのでビックリ。こんなことも他では考えられません。普通のビールでしたが、美味しくいただきました。これが若い女の子ならもっと良かったのですけどぉ…。

 さて、サンマーメンです。ドンブリに参加しているメンバーは当然、モヤシ、豚肉、そのほかにはニラとキャベツでした。これらの具には味がついているのですが、その性格がよく分かりません。表現のしようがないと言ったらいいでしょうか。そして今まで食べた中では、トロミがかなりきつい部類に入りますね。
 スープは胡椒の辛さが強すぎませんかね。私にはちょっと合いませんでした。

 ところで、サンマーメンという食べ物、神奈川県の特産品とも言われていますが、それにはどんな由来があるのでしょうか。調べてみました。
 Wikipediaによれば、こうです。

 『サンマーメン(生碼麺、生馬麺)はラーメンの一種で神奈川県の地方料理。細麺を使った、塩もしくは多くの場合醤油味のスープのラーメンの上に、歯ごたえが残る程度に炒めたモヤシを片栗粉を溶いたあんで絡めて乗せた麺料理である。
 モヤシ炒めの中にはキャベツやキクラゲ等の野菜や蒲鉾、豚肉の細切り等も入っていることもあり、皿うどんのあんかけによく似ている。モヤシがメインのあんかけではあるが、いわゆる「もやしそば」ではない。
 生碼は生きのよい具材(碼)の意味。「馬」は「碼」の当て字。三種類の具(モヤシ、豚肉、ターサイ)を使ったので三馬麺としたとの説もある。
 戦前からあり、発祥は横浜中華街の聘珍楼とも、伊勢佐木町の玉泉亭ともいわれており、各店舗のメニューにもその旨が記載されている。
 戦後、中国からの復員兵が安くて栄養価の高いモヤシを中国から持ち帰り、ラーメンに使ったのが起源との説もある。
 多摩川以南、大井川以東で特に沿岸地域で多く食べられている。また、神奈川以外の地域 (特に静岡県東部) でも数十年前から見受けられるようになった。神奈川県ではこのサンマーメンを県の郷土料理としてアピールしていく動きがある』

 こんなことが書いてありましたが、この他にも由来としては埠頭で働く労働者のために作った麺とか、発祥の店は横浜市中区麦田町の「奇珍楼」であるとか、さまざまな説があるようです。これはもう少し調べなければならない問題だと思います。

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