3月26日のことだが、作治さんから花見に行こうというお誘いがあった。この時はまだ緊急事態宣言が出ていなかったのだが、世間的には不要不急の外出は控えた方がいいという雰囲気だった。しかし、広い空間で人がまばらなら大丈夫だろうと思い、戸塚駅で待ち合わせて花見を挙行することにした。 私は時間どおり改札口に到着した。しかし、作治さんは相変わらず集合時間には来ない。電話をすると「今、横浜駅を出たところ」だと言うではないか。こりゃあ、まだまだ時間がかかるな、あと20分は待たないとダメかもしれない、そう考えたら持参している飲み物が気になりだした。 「う~~、もうやっちゃうか…」 ということで、駅構内の物陰で缶ビールをプシュッと開けてしまった♪ 通路を歩く人たちは皆さん、マスクを着けている。そんな光景を見ながら花見ならぬ“マスク見”で一杯やっているうちに作治さんが現れた。 さて、戸塚駅から柏尾川へ向かう途中、路肩にこんなお社があった。(冒頭の写真) 石碑には「旭弁財尊天」と彫られている。この近くには旭町通商店会というのがある。昔はもっと広いエリアだったと思うのだが、再開発で現在のような状態になり、もしかしたらそこにあった弁天様がここに移動させられたのかな、なんて思いながら先を行く作治さんを追いかける。 柏尾川の桜は七分咲きくらいだった。 風もなく絶好の花見日和だったが、さすがに人出は少ない。 絶壁のような護岸ではなく、人々は草の生えた土のある川辺に降りることができる。やっぱりこういう川はいいよね♪ まずはインドの青鬼で乾杯! このあとはサッポロビールや宝焼酎を呑みまくる。つまみはコンビニで購入したものだったが、それなりに宴会メニューとしては充分であった。 呑みながら昔の思い出などを語り合うと、話題はどうしても、ここで偶然出会ったKさんのことになる。彼は数十年前、われわれがバイカル湖キャンプに参加したときの団長だった。帰国後はしばしば会ってはいたのだが、20年ほど前から音信不通になっていた。そんな彼とここ柏尾川でバッタリ再会したのは2010年、季節は今と同じ桜が満開のころだった。 結局、その時はたいして話もせず別れてしまったのだが、とりあえず年賀状の交換は再開することができるようになった。 しかし、あれから一回も会うことなく、数年前、奥方から喪中ハガキが届いたのだった。 合掌 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
この日は疲れました……
しかも転んだりして……