週末中華さんのところで、「一楽」の“パイコーのせ冷やしタンタン麺”の記事が出ていたので食べに行ってきた。 運ばれてきたものを見てビックリ! 麺が見えない! それほど肉とミズナがタップリ乗っているということだ。肉を少し退かして下に隠れている麺を発掘すると、かなり虐げられていた。おそらく肉の重量に耐えかねて凹んでいるのだろう。 普通、パイコーといえば骨付きのあばら肉を指す。Wikipediaにもこんなふうに書いてある。 排骨(パイクー、中国語 páigǔ、パイコー、パーコー)は、もともと豚などのスペアリブ、すなわち骨付きあばら肉のこと。日本では、転じて、それに卵と小麦粉の衣をつけて油で揚げた肉料理のひとつを指す。 でも、ここのお肉は全く違っていた。まるで豚カツに使うような肉厚で上等の肉。ヒレだろうか。よくある排骨とはずいぶんと異なるようだ。 このままカツライスにしたいくらいだが、これにピリ辛ゴマダレを絡めて頬張ると、うん、美味しいではないか。しかも、柔らかくてサックリとしている。 タレはゴマ味がしっかりしているが、やはりこれはタンタン麺ということで、その裏にはピリ辛味が隠されていた。食べているうちはなんでもなかったのに、終盤になってくると、さすがに汗が出てきた。単なる冷やし中華ゴマダレ味とは一線を画している。 ただ欲を言えば、ミズナではなく香菜にしてくれたらもっと良かったのだがね。 写真のお肉は下半分が変色しているように見えるが、これは撮影するときに写り込んでしまったカメラの影。ハゲ頭の後ろから照明の光が差し込んでいたため、こんな画像になってしまったのだ。なかなか難しいもんだ。 ランチメニューにもれなく付いてくるプリン。私が注文したパイコーのせ冷やしタンタン麺には付いていないのだが、ご主人の好意で私にもプリンを出してくださった。 これがまた美味しいのさ。ピリ辛になった口内を一瞬にして甘美な世界に変えてくれる。 同行者が食べた麻婆豆腐のランチ。 土鍋の中でチリチリ音を立てて煮えたぎっていた。一口お裾分けをいただいたが、かなり麻辣である。 同行者はこれでご飯を2杯食べて、大汗をかいていた。 ところで、ごく普通の中国装飾を貼り付けただけの店舗が多い中華街のなかで、ここ「一楽」は独特の風貌を誇っている。 寒山寺をモチーフにした建物は、見ているだけでも楽しくなってくる。 こちらは本日オマケの写真。 場所は西門通り。バー「ノーザンライト」とブティック「光華」の間の敷地に立つテント張りの店舗。 以前はちょっとした小屋掛けの「プチ・マルシェ」という店があった場所だ。それが解体され、数ヶ月前から2階建ての店が新しく建築されつつあったのだが、どういうわけか完成間近に解体され、今はこのような形になっている。 不思議だ。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ |
骨付きじゃないけど、なかなかおいしい肉でした。
衣がきちんと肉を包んでいて、全くはがれる気配も無いのも良いです。
食べているうちにはがれちゃうお店も結構あるんですよね。
同發の排骨カレー飯も、骨付きだと食べにくいので、
こういうタイプの排骨でもいいかな、と思いました。
スプーンで食べながら骨を分離するのは結構面倒ですし。
>肉の重量に耐えかねて凹んでいるのだろう~
あああーなんてステキなフレーズ。
そして写真の半分ぐらい変色してしまう!良く分かります!!!座った席によっては自分が全部影になったりして(汗)
たまに、メニュー看板やショーケースを激写するとまんま自分の影が写ったりして・・・あれ?私ってこんなにまん丸かったかしら・・・と唖然とするときもあったります(@_@;)
お肉は端に脂身が見受けられぬのでヒレでしょうか?
ノーザンライトは入り口に「ジュークボックス譲ります」というような張り紙がありました。
お店を閉められてしまうのでしょうか、、。
こういう渋い音楽聴かせ系老舗喫茶は貴重なので、続けて頂きたいものです。
なかなか美味しい肉でしたよね。
これはこれで、ありかなと思います。
それにしても思い出すのは「龍苑」の排骨冷やし中華!
幻の一品となってしまいましたが、どこかで再現してほしいものです。
薄暗い店内での撮影は難しいです。
私みたいに下手なカメラマンだと、
せっかくのお料理が台無しになってしまいますものね。
残念でした。
>ノーザンライトは入り口に「ジュークボックス譲ります」というような張り紙がありました。
なんと! 我家が広ければ譲り受けたいくらいです。
ジュークボックスは捨ててはいけませんよね。
それにしても、「ノーザンライト」は生き残れるのかなぁ…
中華街がバー街だったころの名残ですからねぇ。
残してほしい。
でもプリンは付いてなぃのかぁ~~~
残念ですがデザートなしです。
でも、なくても本体で充分ですよ。
お試しを。
暖かい排骨がのっているので、
麺は冷や冷やではないです。
でも、美味しい。