和洋中ありの定食屋化してきた「一楽」ランチ

最近のこの流れは何だろう。 　大通りの老舗中華料理店「一楽」が凄いことになってきている。 　和食あり、洋食あり、そして中華もある…って、なんだか町の定食屋さんみたい。 　上の写真は先週の日替わり「カキのサクサク揚げ おろしソースがけ」。 　店長のツイートによると12食限定だったようだ。 　この日はうちの若い衆が一足先に入店し、私の分まで注文しておいてくれたおかげで、売り切れ寸前でゲットできた。 　さて、その牡蠣であるが、なかなか大ぶりのものが５個も！ 　早速かぶりつくと、あの独特の旨みがいっぱい詰まったプリプリの身がきれいに切断された。 　その断面は白い部分と、あのグロテスクな濃い灰色の部分とが美しい層を描いていた。 　それに絡みつく中華風大根おろしソースがウマイ！ 　なんだか大根おろしタップリの天ツユで天ぷらを食べているような気になってくる。 　こちらは今週の週替わりで出ていた「ハモと野菜の天ぷら おろしBBQソース」。 　こうなると天ツユがチョット違うだけで、完全に天ぷら定食だ。 　大根おろしの入ったBBQソースに絡めたハモは、ホッコリホコホコしていて美味しい。 　これまたご飯が進む一品だった。 　 　そのうえ、女将さんからサービスでいただいたオカズ！ 　何だと思います？ 　肉じゃがでしょう、これは。 　このあと、お代わりまでいただいてしまって、キュウリの糠漬けと合わせれば、これだけでもう立派な和定食の完成。 　これは牡蠣を食べた日のスープ。 　見れば分かるように、完全なトマトスープ。 　イタリアの青い空と太陽を感じさせる赤い液体で、これまた美味しかったぁ。 　同じ日に出ていた週替わりの「自家製キムチと豚バラ炒飯」。 　いわゆる豚キムチチャーハンというやつかな。 　私は味見をしていないのだが、食べた方によると結構辛くて美味しかったと。 　 　これもその日の麺ランチ「激辛！麻辣スープそば」。 　これを食べたのは激辛好きの若者で、食べながら「なんだ、ぜんぜん辛くねっ」なんてのたまっていたのだが、次第に大汗が滝のように流れ出し、最終盤は目茶目茶なことになっていた。 　 　ほかの方の記事を見ていると、こんなものも出ていた。 　いその爺さんがお召し上がりになったコロッケ！ 　sherylさんが食べていたぺペロンチーノ！ 　これは私も食べようかどうしようか迷ったメニューだった。 　すっかり忘れていたけど、こんな刺身定食を食べている方もいらっしゃる。 　さらに、こないだの木曜日には「NEW！ブリの照り焼き 温野菜添え」が日替わりに登場。 　これは先日出したブリの照り焼きがイマイチだったため、リベンジする意味で料理長が新バージョンで提供したものらしい。 　やはりこちらの方が食べておられた。 　 　とまあ、ランチだけ見ていると、なんだか町の食堂のような状況に…。 　でも、こういうの好きだなぁ。 　毎日、定番の中華じゃ飽きちゃうからね。 　　 　そういやあ、昔は中華街にもこんな店があったっけなぁ… 　中山路の先にあった「当り矢食堂」。 　和食も食べられて重宝した。 　究極の定食屋さん、「ベティ」。 　関帝廟通りで独特の存在感を示していた。 　店内がモウモウとなる秋刀魚焼き定食が懐かしい…。 　洋食専門の「梅園」。 　「一楽」の隣にあった。隣といっても大通側ではなく、路地を入った方だ。今は「山東」が跡地で営業をしている。 　そんな路地なので、お客さんはほとんど地元の人か、近隣の会社員だった。 　ここのオジサンが作るスープはミルクが入っていて、本当に美味しかった。 　だから中華街のコックさんが鍋を持って買いに来ている光景をよく見たものだ。 　ちなみに「一楽」の店長は、「梅園」の料理とスープで育ったようなものとおっしゃっている。 　こんな店が復活しないかなぁ。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒