中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

「秀味園」の激変 ~それは内装だけではなかった~ 

2009年04月01日 | 中華街(関帝廟通り)

 横浜中華街の中で独自性を貫いてきた「秀味園」が大きく方向転換した。
 魯肉飯(ルーロー飯)が名物の小さなお店で、ドアを開けるとテーブルが2卓のみ、その奥には台所兼食事室と座敷があり、ここで料理を食べることができた。冒頭の写真がその奥座敷。それが…
 
 なんということでしょう!(劇的 ビフォーアフターのように)

 こんな風になっちゃったんです!
 これは座敷だった部分からの撮影。きれいなフローリングになり、テーブルにイスというスタイルに変わった。
 以前は胡坐や正座で食事をしていたため、ヒザの悪い人たちは何度も座り直したり、立ち上がってストレッチなどをしていたのだが、これからはそんなことも必要なくなったようだ。関節の悪い人たちには朗報である。


 これは以前の壁に掲げられていたキリストの肖像画。他にも十字架などが掛けられていた。


 こちらは新しくなった天井。こんな照明が設置された。


 名物の魯肉飯。2004年撮影。


 同じく魯肉飯。2008年撮影。ひき肉がなくなっている!


 そして、昨日の魯肉飯。ひき肉が参加している。ということは、昨年食べたときのは、入れ忘れたんだろうか。
 これをかき混ぜて頬張ると、ほんとうに美味しいのだ。

 ここで昼メシを食べるとなると、いつもこの魯肉飯か、台湾風ラーメンだったのだが、それが…
 なんということでしょう!(劇的 ビフォーアフターのように)


 他の店でもやっている、ごく普通のランチサービスを始めたのである。一品料理にご飯、スープ、ザーサイ、杏仁豆腐という定食スタイルのランチ。
 ご飯はもちろん、スープもお代わり自由である。


 そして一昨日食べたのが麻婆豆腐。「辣」のような痺れるような辛さはないけれども、ごく普通に美味しかった。ボリューム的にも申し分ない。
 問題はライスかな。これはおそらく魯肉飯用に炊いているのかもしれない。だからチョット硬めだった。

 スープは海苔と玉子。滋味深い味わいである。


 今までからは想像もつかないメニューブック。料理の種類も増えたようだ。
 そして天井からはBGMも! 中国のポップス系音楽が流れている。


 厨房もかなり大きくした。今までは家庭の台所という感じだったのに!
 いや、確実にここの設備は住居としてのものが揃っていた。風呂場もあったし、座敷の手前は家庭用の食堂だったし、それよりなにより、パジャマを着たお婆さんがトイレに行ったりしていたのだから。

 すごい変化である。ほかの料理も食べてみたくなる。


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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
とても前向きな (ふ゛り)
2009-04-01 07:20:23
改装のように感じました。
「前の方が」となりがちな世代交代ですが、良い感じに思います。
今年こそは魯肉飯をテイクアウトして、山下町小公園で食べるぞ!と誓うのであります。
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やるなら・・・・ (maruto082)
2009-04-01 16:48:33
もっと早く・・去年の秋までにやってくれれば・・。
座敷に上がったときに 靴下に穴が開いてて笑いものになった災難から逃れることができたのに・・・。

奥の開けてはいけなそうな、押入れとかの襖って。。。やっぱりみんな開けてましたよね?w
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改装前 (管理人)
2009-04-01 22:39:03
◇ぶり様
改装前のほうがいい、ということはよくあることです。
もしかしたら、ここもそんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。
でも、営業のことを考えたらねぇ…

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靴下の穴 (管理人)
2009-04-01 22:41:45
◇maruto082様
座敷で宴会となると、気になるのは靴下の穴ですよね。
私も、困ることがよくあります。

それから、あの押入れ。開けてはいけません。
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お~ (予備軍メタボ)
2009-04-01 22:48:56
本当に激変ですね!
確かに「以前の方が…」との思いもありますが僕もぶり様と同じで良いと思います。
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たしかに (管理人)
2009-04-02 05:25:28
◇予備軍メタボさん
個性はなくなりましたが、
たしかに足が楽です。
これはこれで良かったのかな。
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秀味園のルーロー飯は・・・ (torio)
2009-04-09 20:38:08
実はルーロー飯じゃない、と言ったら混乱しそうですが(笑)、本当はあの形は「腔肉飯」といいます。魯肉飯(北京語ではルーローファン、台湾語でローバープン)はトロトロの肉そぼろというか、角煮のほぐれた感じのものがご飯の上に掛かっているものです。いわゆる「肉塊」は入ってません。台湾では煮卵もデフォではありません。本当にトロ煮の肉だけがご飯上にかかります。

ちなみに台北での価格は一椀20元(日本円で75円くらい)、この価格を考えると日本でルーロー飯は食べれない私です(苦笑)
というわけで今月からまた台湾行ってきます。
あぁ…魯肉飯、鶏肉飯、小籠湯包、胡椒餅、豆漿、排骨麺、葱油餅、肉粽、鴨肉片…(エンドレス)
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ひげちょう (本須)
2009-04-09 21:31:54
トロ肉のみのヤツというと渋谷にあるひげちょうの
魯肉飯を思い出したのですが、検索してみたら
1/31で全店閉店だった模様。

とてもおいしかったというほどの記憶は無いのですが、
もう1回くらい行けば良かった・・・。
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腔肉飯 (管理人)
2009-04-09 22:25:44
◇torioさん
ためになるコメントをありがとうございます。
これは一度、台湾に行ってこないといけませんね。

>あぁ…魯肉飯、鶏肉飯、小籠湯包、胡椒餅、豆漿、排骨麺、葱油餅、肉粽、鴨肉片…(エンドレス)

いいですねぇ。充分楽しんできてくださいね。
そしてご報告もお願いします。

◇本須さん
「ひげちょう」なんて名前、久々に聞きました。
以前、チャイナスクエアの中にありましたよね。
すぐに消えてしまいましたが…
参考↓
http://blog.goo.ne.jp/chuka-champ/e/326ef62551e8c116b1bb3c09986b009b
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魯肉飯食べたい! (emichi)
2009-04-11 21:25:01
お久しぶりです☆
ここの魯肉飯は安くておいしくって、何度か食べたことあるのですが
店内の変化にビックリ!!
4月1日の記事だからって、エイプリルフールとかじゃ~
ないですよね?!
本当に「劇的ビフォーアフター」ですね(笑)
メニューブックも以前では考えられませんね!
職場変わってから、中華街はご無沙汰だけど、ぜひ
ここの新たな顔を持つ店に行きたいです☆
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食職接近 (管理人)
2009-04-11 23:50:20
◇emichiさん
職場が中華街から遠くなって残念ですね。
逆に今度は寿町あたりが近くなったんですよね。
あの町の中にある「さなぎの食堂」がおすすめです。
300円から400円で定食を出しています。
値段が値段なので、それなりのお味ですけど、
私はたまに行っています。
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遅すぎたデビュー (ふ゛り)
2009-04-17 21:16:26
ということで、先程話題?のこちらへ。
もちろん今夜の職場での夕飯!に魯肉飯のテイクアウトであります。
思った以上のボリュームに、高菜が一抹の清涼剤であります。
満腹すぎて仕事モードが消えうせてしましました(苦笑
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Unknown (管理人)
2009-04-18 03:44:21
◇ぶりさん
魯肉飯を食べながら残業ですか。
いいですね。
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間違えて違う店に入ったかと。 (うにょん)
2009-04-20 22:15:22
はじめまして。
うにょんと申します。
私も4月頭に秀味園を訪れて店を間違えたかと慌てた口でしたので、あの衝撃をわかちあえる方がいらっしゃって嬉しいです。
今まではおばあちゃんを中心に家族で料理を作っていたのが、中華の料理人さんが加わったそうです。
おばあちゃんは腰が痛いので早い時間にお店をあがってしまいますが、お元気だそうです。店主のおじさんは「やっぱり(ルーロー飯の)この味はおばあちゃんじゃなくちゃね」をおっしゃっていました。
おばあちゃんが末長くお元気で秀味園の台所を仕切っていてくれるといいですよね。
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Unknown (管理人)
2009-04-20 22:22:36
◇うにょんさん
いらっしゃいませ。

店頭に出している写真つきのメニュー看板とか、
大改造とか、
定食スタイルのランチ開始とか、
コンサルかなんかが指導しているのでしょうかね。
前のほうが良かった。
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