
お盆シーズン価格として、通常の平日ランチを値上げしている店が多く見られるなか、なんと、ここは「夏休みサービスだからもう一品付けちゃうからね!」と、店頭の表示に奥ゆかしく書いてある。 そんな太っ腹な店はどこか? 中華街大通りの「揚州飯店別館」だ。 これは早く行かねばと思い、本日、出かけてきた。 メニューは A.五目そば+チャーハン B.酢豚 C.麻婆豆腐 D.エビチリソース E.ピーマンと豚肉の細切り炒め A~Cは735円。D~Eは945円。どれにも、もう一品としてエビチリが付く。もっともDランチのエビチリソースには、エビチリは付かない。代わりに麻婆豆腐が付く。 ![]() 本日選んだランチは、これ。酢豚! それを囲む面々は右からコーンスープ、カッパのキューちゃん、シュウマイ1個キャベツ千切り添え、モヤシ・キュウリ・チャーシューのピリ辛あえ、ライス。 とりわけ美味しいとか、不味いとかはない、ごく普通の酢豚である。肉もそれなりに入っている。 まともで、良心的なランチだと思う。 ![]() 食べ始めて5分後、サービスの一品であるエビチリが登場。 さすがに小さい。芝エビが5匹だ。 普通の皿で出てくると思ったのは甘かった! ![]() 食後のデザート、杏仁豆腐。イヤミがなく、スッと喉を通り過ぎる。 隣の円卓では、小学生らしき子供3人を連れたお父さん、お母さんがメニューを見ながら思案をしている。 『ぼく、杏仁豆腐! それからジュース!』 いちばん小さい子が叫んだ。 『○×ちゃん、それだけじゃあ足りないでしょ。お食事に来たんだからね』とお母さんが注意すると、『じゃあ、チャーハンでいいや』。 そうこうするうちに全員、注文するものが決まったようで、フロア係の方にメニューを告げていた。それを盗み聴きしていたわけではないのだが、この家族が注文した全貌が次のようであることが分かった。すなわち お父さん:前菜とCランチ(麻婆豆腐) お母さん:五目そば 長男:Dランチ(エビチリソース) 次男:焼きそばと杏仁豆腐 三男:チャーハンと杏仁豆腐とジュース 〈う~ん…〉 これを聴いていて、私はうなってしまった。 まずCランチとDランチを頼むなんて、ちょっと思慮が足りないんじゃないのかな。 だってCランチは麻婆豆腐+エビチリソースだ。そしてDランチはエビチリソース+麻婆豆腐! それから、お母さんの「五目そば」と、三男の「チャーハン」+杏仁豆腐。これはAランチの組み合わせと同じだ! もう少しランチメニューとアラカルトを上手に組み合わせてほしいと思った。まあ、横から指導するわけにはいかないのだが… この方たちが横浜在住ならば明日にでも再訪できるだろうけど、もし遠方から来ているのだとしたら、なんと残念なことか。 高い交通費をかけてくる方たちは、ぜひともランチメニューを上手に組み合わせて中華街を楽しんでもらいたいと思う。 【参考】正しいランチの食べ方は ![]() ![]() 本日の帰りがけに見たもの。「鯉鰻菜館」のシャッターに貼られた改修工事の案内。 ![]() 市場通りの「三蔵飯店」跡にオープンするはずの「蓮香園新館」。まもなく開店するのかと思っていたら、養生シートで覆われてしまった。どうなっているのかな。 ![]() お茶の「緑苑」跡にできるはずの「ニライカナイ」。やっと姿が見えてきた。 ![]() 「ハマる横浜中華街」ランチ情報はコチラ⇒ ![]() |
是非とも「正しいオーダー」を指導してほしかったなぁ~
見えるのですが、実はそうでも無いのではないかと近頃思いつつあります。
このような家族は、美味を追求したり、上手な注文方法を追求するのが
目的なのではなく、観光地としての中華街に来てそれらしき雰囲気を楽しみ、
銘々好きな料理を選んで家族で楽しく食事ができました、というので
十分目的をはたしているのだと思うのです。
そういう人々が上手な注文をするようになったところで、
楽しさがより増すのかというと、実は大差ないのではないかと
思ったりしますが、いかがでしょう?
ツーリング、お疲れ様でした。
楽しかったでしょうね。
この日のお客さんに限らないのですが、ついつい気になっちゃってね…
>観光地としての中華街に来てそれらしき雰囲気を楽しみ、銘々好きな料理を選んで家族で楽しく食事ができました
私もそれでいいのかも、と思うときもありますが、でも、やっぱり安く・いろいろな料理を試したいと思っちゃうのです。
貧乏性なのでしょうかねぇ。
昨日ランチのラーメンセットに、プラスで水餃子が付いてきました。
揚州系列は、キャンペーン中なのかもしれないですね。
酔華さんのこちらの記事を読んで、そうだったのか!と気づきました。
私が可愛いからサービス?!と超ポジティブな勘違いをしていましたよ(笑)
「揚州麺房」の前はよく通るのですが、そんなサービスをしていることが表示されていませんよね。
瑞穂さんが可愛いからサービスしてくれたんじゃないですか?
揚州麺房には、もともと水餃子っていうメニューがなかった気がするんです。
ランチサービス用に、夏休み期間だけ作っているのでは、と推測してみました。
ところで、8月に入ってすぐですが、獅門酒楼の店頭ランチメニューボードに「オリンピック記念ランチ」というものが書かれていました。
850円だったかな。面白そうと思いつつ、スルーして今日に至ります。オリンピックも続いているし、まだあったら食べに行こうと思います。
そして美味しそうなら食べてきます。
急がないとね。