
店頭に写真が掲示されていたので、どんなものかはある程度予想できたが、甘酢醤油系スープを使った普通の冷やし中華だった。 変わっているといえば、カマボコと紅生姜をトッピングしていることくらいかな。中華街で出される冷やし中華で、カマボコが載ってきたのはおそらく初めての経験だと思う。 全体的な印象としては、それなりに美味しかった。不味いわけがない。でも、ここのカレーライスの存在感に比べたら、どうもインパクトが足りない。 横浜中華街における冷やし中華分類学上、“その他大勢属”に含まれる一品だった。 ![]() 今まで気づかなかったのだが、この日は1階壁際でこんなものを発見した。和風の縁起物。 そういえば「海南飯店」でも熊手を見たなぁ。なぜだか、こういうのが飾ってある店は、私の“お気に入り店”と一致するのだ。 …な~んてことを考えながら食べていたら、円卓の向かい側に座っている外国人のところにもランチが運ばれてきた。すぐさま箸を器用に使って食べ始めたのだが、そのうちピタリと止まって私のほうをジーっと見つめ始めるではないか! 「ええっ!?? なに?」 これがブロンドの美女ならイチコロなのだが、残念ながら毛深い腕に刺青を入れた大男。 〈なんだか、ヤバイなぁ…〉 彼の視線の先を追うと、なんと私の手。それも箸を持つ指の辺りだ。 ひとしきり私の指の動きを観察したら、彼は自分の右手に左手を添えて、箸を持つ指の矯正を始めた。 なんのことはない、日本人の箸使いを学習していたのだった。 〈ホッ…〉 ![]() 「ハマる横浜中華街」ランチ情報はコチラ⇒ ![]() |
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