ディープな本牧 その２

前回、初めて入った本牧の「ドカッ亭」を再訪してみた。 　相変わらず昼時は行列ができている。同じ制服を着た女性従業員たち、近所の若者たち、そして仕事の途中に寄った感じの営業マンなど、多くの常連が利用している様子が見て取れる。 　この日に買ったのは、２０種の野菜入りブラウンカレー（200円）と合鴨（400円）！ 　前にも書いたが、このカレーは普通の大きさの容器に入っている。小型というわけではない。それなのに200円なのだ！ 　さっそく近くの公園で広げて昼食となった。 　合鴨は燻製と胡椒の2種類あり、今回購入したのは胡椒のほう。 　これは、とんでもないボリュームだ！　一人では食い切れないほどある。しかも胡椒がかなり効いているため、なかなか減らない。 　結局は5枚ほど残してランチを終了した。残った合鴨は家に持ち帰り夕食の材料に。 　ここはカレーライス目当てにやって来るお客さんが多いというが、夕食のおかずになるような料理（400円）も揃っている。 　今月のメニューはというと… 　１日(金)　上海風もち炒め・合鴨盛り合せ(胡椒と薫製)・プロバンスビーフ 　２日(土)　本牧焼き(豚肉＋パスタ＋ポテトケーキ)・冷製合鴨《胡椒まぶしと薫製の盛合せ》 　４日(月)　洋風親子(赤ワイン風味チキン＋ふわとろスクランブルエッグ)・白菜と海老の回鍋仕立て・冷製合鴨盛合せと鶏もも焼き 　６日(水)　ハンバーグステーキ・冷製合鴨盛合せ 　７日(木)　豚肉ときのこのシチュー・牛肉と茄子のシチュー・冷製合鴨盛合せ 　11日(月)　牛肩ロースのシチュー・タヒチ風チキン・ゴロゴロ野菜のそぼろ掛け 　12日(火)　ＢＢＱポークリブ・ジンギスカンにふわとろスクランブルエッグ添え 　ほかに、スイスライス、白カレー（各200円）なんていうのも！ 　　 　更にすごいのは、このポイントカード。普通は小さな紙製のカードにスタンプを押すような方式なのだが、「ドカッ亭」では１ポイントごとにパウチしたカードを配っている。これも店主のこだわりなのだろうか… 　 　さて、公園でランチを食べたあとは、周辺の散策に。 　やきとり本牧。ネット情報によれば、クレイジーケンバンドの横山剣さんもご利用しているとか。 　フォアグラ焼きが凄いらしい。 　昔懐かしい日用品などのお店「安田屋荒物店」。 　「中川洋傘店」。 　「渡邊ふとん店」。 　こんなものまで残っていた！　防火用水だ。 　住宅街の中にお食事処まである。 　「キッチンさし田」。 　自宅の１階で営業しているようだ。 　中の様子を窺うと、近くの会社員やタクシー運転手などでいっぱいだった。 　メニューに書かれたトルコライスが気になる… 　こちらは餃子専門店「なか坊餃子」。 　定食もやっているようだった。 　公園内に持ち込まれたアルミ缶の山。これを自転車に積んで運んでいるおじさんがベンチで休憩していた。 　石川町駅周辺ではよく見かける光景だが、ここ本牧でも同じようなことをしている人がいるらしい。 　街角の道祖神。 　本牧の元の字は本目なのか… 　表通りに出ると、こんな店があった。 　ショーウィンドー上段には中華、下段には日本蕎麦。 　さらに和食まである。 　看板には「和食・天ぷら・定食・中華・さしみ」とある。 　料理界の異種格闘技みたいだ。 　日中友好食処。創業が大正１３年か、意外と古い店なんだね。 　本牧といえば、どこかアメリカンな匂いを感じさせる街だと思っていたが、米軍に接収されなかった一帯には昔ながらのお店や風景が広がっているようだ。　 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね