この年末年始を利用して、北海道に住む義弟家族が横浜にやって来たので、「一楽」にて新年会を挙行することになった。 しかし、急な計画だったため、予約の電話を入れると既に2階テーブル席は満杯。それでも1階の半円席で1時頃なら空くというので6人でお店に向かった。 この席はそれほど広くはない。座れるのは4人がいいところだろうか。そこに補助イスを一脚出していただき、6人でテーブルを囲んだ。まずはビールで乾杯だ。 エビの巻き揚げ。 初めて食べたという北海道の人たち。サクサクとした食感、エビの入った中身、あまりの美味しさに皆さん悶絶していた。 空芯菜炒め。 「南粤美食」のものと変わらぬ旨さだ。 「町の中華料理屋さんで食べるようなものを」という提案があり、注文したのがチンジャオロース。 観光客にとっては、こういう定番料理がおすすめなのかも。 正月らしく大根餅。 これも初めて食べるという人たちは、大根を焼いたものだと思っていたらしい。 トンポーロー。 「豚ばら肉の角煮って、こんなに美味しかったんだぁ」と感心していた。 彩り野菜のうす塩煮込み……だったかな。 これはご飯の上にのせて食べてみたかった。彩り野菜丼、ランチに出てこないかなぁ。 海老蒸し餃子。 安定的な美味しさ。 麻婆豆腐。 皆さん、辛いのが怖くて“甘味のあるマイルドな方”を選択。 しかし食べてみて、「なんだ、これなら四川麻婆豆腐でも大丈夫だったか」と。 ならば激辛麻辣麺を注文しようかと提案してみたが、やはりそこまでは難しいということで担担麺に。 これも旨い、旨いと言ってスープまで完飲。 私は酒中心だったのだが、食べ盛りの甥はドンブリ飯を3杯も食べていた。 若いって、いいねぇ。 ここからはオマケ情報。 季刊誌『横濱』の新春号が発行されたが、この中に戦前の「一楽」の写真が載っている。 「聘珍樓」の左隣に「一楽」の看板が見える。現在、両店の間には薬局と食器店が挟まっているのだが、昔は隣り合っていたんだね。 ということは、「聘珍樓」はもっと大きかったということか……。 さて、今回の『横濱』新春号は横浜を知る100のキーワードを特集し、名所、食べる、飲む、山手、商店街など、テーマが盛りだくさん。 そのなかの一つにジャズの項目があるのだが、そこになぜか「一楽」が登場している。 【食べる】テーマではなく【ジャズ】コーナーで柴田浩一氏が語っているのである。 この方は「一楽」の常連さんだからお店のBGMをよく御存じなのだろうね。 特集のほかは山崎洋子氏の連載「横浜の底力」も、いろいろ参考になった。「農業と無縁の若者が、都市農業者として自活する方法」というテーマで、家が農家ではない、農地も持っていないという人が、この横浜で新規に就農者となって食べていく方法が書かれている。 高齢者の仲間入りをしてしまった自分には、もう無理な話かもしれないが。 田舎で自給自足をする夢を持っていた若いころが懐かしい……。 今号でビックリしたのは、これ。 「開港当時、横浜ベイブリッジがあった!」という大スクープ記事が掲載されているのだ。これは大変面白く読ませていただいた。ハマっ子なら必読だと思うよ。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
義母と家人を連れて、3人でした。
麻婆豆腐の土鍋をいただいたような記憶が。
随分と以前のことです。
あの席は一人で使ったこともありますが、
今回の6人というのは最高人数でした。
四角いテーブル席よりも、いい感じです。