象の鼻。 これは、大さん橋の付け根から新港ふ頭赤レンガ倉庫側に伸びる突堤である。その形状が象の鼻に似ていることから、以前からそう呼ばれてきた。開港当時の地図を見れば分かるが、その頃から今と同じような形で突き出していたのである。横浜の原点ともなる貴重な土木遺構だ。 ちなみに、桜木町から赤レンガ倉庫方面へ向かう汽車道、これもその形状から「ウィンナー」と呼ばれていた時期がある。 そして大さん橋は「クジラの背中」だそうだ。 さて、「象の鼻地区」の再整備が終わった6月2日、付近一帯が「象の鼻パーク」として公開された。 ミーハーな私は、すぐさま現地へ行き、鼻先まで歩いてみた。この突堤を初めて見たときから、ずう~っと、この上を歩きたいと思っていたのだが、今回その想いが実現した。 象の鼻から眺めた日本大通方面。写真中央の緑色部分がイチョウ並木だ。 新しく造られた桟橋に、なにやら大きな船が係留されていた。 近づいてみると、 超豪華なクルーザー! 誰の所有なのだろうかね。 どこかのセレブ様のものなのだろうか。 この一帯が整備される前は、のどかな船だまりで、のんびりと昼休みを過ごすことのできる穴場的スポットだった。 岸壁に当たる小波がチャプチャプし、ときたま舫ロープがギーッと音を立てる、そんな雰囲気が楽しくて、毎日通った時期もある。 水上警察署の屋上に、何人かの人影が! だが、彼らの視線は象の鼻には向いてはいない。 反対方向の空を見上げているのだった。 何を見ているのか… その視線の先にあったものは これだ。 ブルーインパルス! 150周年記念ということで、こんなのまで呼んできたんだ。 基地の騒音に悩まされてきた市民(私も含まれる)にとっては、迷惑なイベントだが、よく解釈すれば、騒音の実態を少しでも知っていただこうという催しだったとも考えられるか。 像の鼻から先に進むと、そこは大さん橋。その最先端にある大さん橋ホールで、横浜地図博覧会が開催されている。ここの最大の見ものは伊能忠敬の大図(完全復元)だ。 5日まで開催しているので、ぜひ行ってみよう! 何時間も座り込んで眺めている人もいる。 いくら見ても飽きない。 パネル1枚の大きさが畳ぐらいだろうか。 これらを並べて、北海道から九州まで完全に再現されている。 夜、象の鼻パークに戻ると、こんな光景が広がっていた。 そして中華街は… ガラガラだ! 人気の香港路も、人っ子一人いない。 いつもなら行列の途切れない某焼きそばの店も、こんな状態。 開港記念を祝う花火に、お客さんたちは流れてしまったようだ。 市場通りから花火を見る人も、ほとんどいない。 こんな日は、普段入れない店が、待ち時間ゼロで入れたのだ。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ |
歪曲は少ないですし、夜撮りのノイズも少ないですし。
中華街夜景はもう少し絞っても良さそうなほど明るく撮れているので、随分明るいレンズのカメラでしょうか。
バブリーな頃に、クルーザーが欲しい!と言ったら、相方に「まず・・・乗り物酔いなおせば?」と言われ撃沈しました。 釣りしてて水面みてるだけでも酔えるんですよね・・・。
写真はまったくの素人です。
夜景がうまく撮れません。
汚くてすみませんね。
内覧できたんですか!
知らなかった…
昨日は、もういませんでした。
良い被写体の前にいる脚運び、という事が、機材や技術より何より大切だと思うので、いつも感心して拝見しているのですが。
ご気分害されてしまわれたのでしたら申し訳ありません。
新しいソフトを入れたら、画像を縮小すると同時に、
画質まで綺麗にしてくれちゃうんですよね。
そのせいでしょう。
昔の象の鼻、もう少し水面から低かったような。
もう少し親水性がある公園を期待していたのですが。
開港祭も150周年という節目にもかかわらず行けずじまい。唯一、行きたい地図博覧会も、平日開催のみですから、今の状態では見送るしかない有様です。ひょっとして、開港祭の動員者数が伸びないのは、世論動向の過半数を占めるという団塊の世代以上が、私と同様の環境にあるのかもしれませんね。
でも、上野のアシュラーの動員数を見ると、やはり、歴史に対するコンセプトと主役の「魅力」の問題なのかな?
親水性がある公園を期待する市民が多いと思いますが、
やはり安全性を考えたのでしょうかね。
海中が見られるともっといいのにね。
伊能忠敬の地図は終わりましたが、
秋には地図博覧会第2部があります。
こちらは150年の歴史を振り返る、
企画モノの地図博覧会になりそうです。