中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

カレーと焼きそばの融合 ~媽祖小路・仙鶴楼~

2007年12月04日 | 中華街(南門通りシルクロード・媽祖小路)

 先日、「福源楼」の五目焼きそばの記事を書いたところ、《週末中華のしっぽ》さんから、「仙鶴楼」に〔おやっと思わせる焼きそば〕が出ているとの情報をいただいた。
 さっそく昨日の昼、行ってみた。表のガラス窓に、その写真が貼ってあった。本須さんの言ってた焼きそばだ。
 
 これなら「梅蘭焼きそば」と同じじゃないか…と思ったが、その下の品名を見ると「カレー焼きそば」とある。


 カレー焼きそばが来た。「梅蘭」と同じで、“あんかけ”を忘れているのではなく、あんは麺の奥深くに隠されているのだ。

 ところで、この焼きそば、正しい食べ方ってあるのだろうか。全体を崩さず端から綺麗に平らげていくのが正しいのか、それとも箸をあちこち差し込んで全体をかき混ぜて食べるのが正しいのか、あるいは一気に全体をひっくり返して食べるのが正当なのか、いつも深く考え込まされる。

 普通のあんかけ焼きそばなら、柔らかいのでも、硬いのでも、そのあんの全貌が見えているので安心して食べられるのだが、これは不安感がいつまでも拭いきれない。
 いったい、中はどうなっているのか。肉は入っているのか、イカはいるのか、エビは何匹か、分量はどのくらいなのか…箸を持ったまま、ここでもまた深く考え込まされる。
 あんと麺の比率が分からないので、麺10本に対しあんかけをどの程度からませていいものか、判断がつかないのだ。

 カレーライスを食べるときの不安感と同じですね。カレーの下のライスが、どこまであるのか、カレーが邪魔して見えないため、スプーン一口のライスに対してカレーの分量はどのくらいが適切なのか分からないという、あの不安感がこの焼きそばにも漂っている。



 そこで、恐る恐る麺をめくってみた。黄色みがかったあんがタップリ隠されている(ように見える)。これならあんかけを節約せず、ふんだんに混ぜながら食べられる。
 終盤になってあんが足りなくなり麺だけを食べる、なんてことにはならないようだ。

 麺を引き裂くと、かすかにカレーの香りがする。一口頬張る。カレー風味のあんと焼いた麺。意外な組み合わせかもしれない。
 カレーうどん、カレーそばといった汁そばにカレーバージョンがあるのだから、焼きそばにカレーがあったっていいじゃないか、そんな声が麺の底から聞こえてきそう。
 うどんにカレーを投入してしまった人もすごいが、焼きそばにカレーを混ぜた人もすごい。
 

 これは食後のデザート。あまり甘みの強くない杏仁豆腐。ブログで疲れた眼にクコの実が効きそうだ。


【参考】カレー味の汁そば

「金華園」のカレーそば
「中華飯店」のカレー牛モツそば
「保昌」の牛バラカレーそば


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2 コメント

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カレーに焼きそば (本須)
2007-12-04 07:52:55
全然中華ではありませんが、
カレーに焼きそばというのは結構カップ焼きそば系では出ています。
企画物とか期間限定が多いようですけど。

CoCo壱番屋と提携してエースコックがカレー焼きそばを
出していたのを中華街近所のサンクスで見かけたことがあります。
あと、北海道限定だったと思いますが、マルちゃんブランドの
スープカレー焼きそばなんてのも見かけたことがあります。
返信する
カップめん系ですか (管理人)
2007-12-04 23:11:36
やっぱり、そんなこと考える人がいるんですねぇ。
返信する

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