三崎漁港の中に、コンサートや演劇のできるホールがある。三崎フィッシャリーナ・ウォーフ「うらり」という施設で、1階は魚や野菜の産直センター、2階がシーサイドホールになっている。 昨日、ここで知人のコンサートがあり行ってきた。 開演まで間があったので周辺を散策。岸壁では魚をすくっている人がいた。釣っているのではないよ。網ですくっているのだ。 一匹ずつ釣り上げるのは面倒だから、餌をまき寄って来た魚を一気にすくい上げているのだという。 発泡スチロール2箱が鰯で満杯だった。唐揚げにして、残ったら南蛮漬けにするのだろう。 「よかったらあげるよ」と言われたが、地元の人の話では「こんな近くの魚は食べたくないよ。もっと沖で獲ったんなら貰うけどね」とのことだったので、丁重に辞退した。 コンサートの前に買い物だ。狙いはサバの干物! 大きくて脂がのっていて、めっちゃ旨い。1匹500円のと700円のがあり、今回は700円の方にしてみた。 これをリュックに詰めて会場へ。 だが、直前に飲んだワンカップと、まったりとした演奏が眠気を誘い、開演から10分ほどで寝込んでしまった。 気がついたらコンサート終盤。ごめんなさいね。 それと、会場内に魚の臭いを充満させてしまい、こちらもお詫びします。 みなさん、臭かったでしょ。でも、クサヤじゃなかったから、勘弁してね。 外に出たら夕陽が沈むところだった。 さて、コンサートのあとのお楽しみは、地の魚で呑む一杯。 私がここに来たとき入る店は、三崎ではなく三浦海岸にあるこちらのお店「漁火亭」だ。 看板には民宿と大書きしてあるが、現在、そちらは廃業しお食事処専門となっている。地元の音楽家に紹介してもらって以来、ずっとここを贔屓にしてるのだ。 この寂れた雰囲気がたまらない。 お通し。 まずはシコイワシの唐揚げで生ビールだ! 旨い! 地魚の刺身。「今日はカワハギがお勧めよ」と言いながら、おばさんが持ってきた。 シコシコとして、いくぶんネットリした部分もありながら、さっぱりした味わいのカワハギ。これは美味しい! キモまで付いてきた。日本酒に切り替えて、濃厚なキモを味わう。 これは1階の魚屋で買った700円のサバ干物。これで4分の1だ。 焼いている最中に、グリルの中で脂がジュウジュウと滴り落ちていた。 旨そうな匂いにつられて、食卓に出す前にツマミ食いしてしまった。 ご飯が進んでしまう危険な干物だ。メタボな身体には毒かもしれない。 ←三浦半島の地魚にバンザイ! 「ハマる横浜中華街」ランチ情報はコチラ⇒ |
「うらり」にコンサートできる場所があるんですね
いつも1階で買物しかしないので、知りませんでしたー
本当に同じ日の、似たような時間だったので
すれ違っていたかもしれません
朝早いんですね。
2階には、ほかにオープンスペースもありますよ。
なかなかいいところです。
少し先に新しい魚市場ができて、旧魚市場が「うらり」に改装されたんですね。オープンスペースの部分は、できた当初はフードコートだったと思いますが、利用が少なすぎたのでしょう、すぐにやめたようです。
三崎の魚市場は、魚市場内でかがり火を焚いて薪能をやる『漁火能』で有名だったのですが、最近ではとんと話題を聴きません。どうやら、新しい市長さんになってから行事を続けるのをやめたようですね。
人間国宝クラスの能楽師が舞うというすごい薪能でしたが、さすがに財政が苦しい三浦市では持たなかったということでしょうか。
漁火能をやらなくなってから、めっきり三崎に行くこともなくなりましたが、今年の年末は久しぶりに三崎に行ってみようかと思いました。
よくご存知で。
私も一応は知っているつもりでしたが、薪能は知りませんでした。
あそこでやったら、似合いそうですよね。