しーさるの鉄日記

JR春のダイヤ改正 東海道、山陽、九州新幹線


JRグループ、春のダイヤ改正、東海道・山陽・九州新幹線、JR東海の改正概要は以下の通り。

●東京発10分、東京着毎時33分の『のぞみ』下り9本上り12本の東海道区間の所要時間を3分短縮し、東京~新大阪間で2時間27分とする。また、東京発20分、40分の下り『のぞみ』、東京着03分、23分上り『のぞみ』についても、所要時間を3分短縮し、東京~新大阪間で2時間30分とする。

●新大阪発6時30分の臨時『のぞみ292号』を新設、土休日や休日の翌日を中心に運転する。

●新大阪発11時08分の『みずほ607号』、鹿児島中央発16時32分の『みずほ608号』を新設する。停車駅は、新神戸、岡山、広島、小倉、博多、熊本の他、『みずほ607号』は姫路と久留米に停車、『みずほ608号』は川内に停車する。

●新大阪発16時08分の『みずほ609号』を川内に、17時08分の『みずほ611号』を久留米に停車させる。また、鹿児島中央発8時00分の『みずほ602号』を川内に、9時00分の『みずほ604号』を久留米に停車させる。

●博多南発16時台、17時台の発車時刻を30分ほど繰下げ、11時台から16時台までは毎時46分、17時台から19時台までは毎時44分とわかりやすいダイヤにする。


●平日夕ラッシュ時の東海道線において、金山始発の快速米原行を岡崎始発の特別快速に延長変更、先行する特別快速の時刻を繰り上げて、岡崎、安城、刈谷で快速10分間隔運転とする。

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JRの春のダイヤ改正、西へ向かう新幹線ではN700置き換えが進んだためか、福山停車の『のぞみ』を中心に速達化が図られた。

東京発10分の福山停車『のぞみ』枠は、7時台、8時台で2時間27分運転、21時台で2時間26分運転を行なってきたが、今回の改正ではデータイムの規格ダイヤにも拡大することになった。福山停車『のぞみ』は他の『のぞみ』より一足早く速達化するイメージがある。4年前の改正時も、285キロ運転を開始したのも福山停車『のぞみ』だし。飛行機との競合を考えると、福山停車『のぞみ』を優先して速達化した方がいいということなのだろうか。8時10分発のスジを踏襲すると、浜松と岐阜羽島で追い抜く『こだま』新大阪行を1分繰上げ、米原から先でフルで走ることで時間短縮するといったところか。浜松で追い抜かる『こだま』名古屋行も発車時間を繰上げ、豊橋には6分早く到着するようになり、飯田線本長篠方面への接続が見直される。三河安城には4分早い到着、名古屋着は15分着から09分着となり、山口県内停車『のぞみ』の他に、新快速大垣行や普通四日市行に接続るようになる。一方、新大阪行『こだま』については、米原で東京発20分の『のぞみ』に抜かれるので、米原発は5分繰下がり、新大阪着は3分繰下がる。一方、新大阪始発『こだま』は、東京着23分の『のぞみ』と順序を入れ替えたため、新大阪発は3分繰り上げの50分発、京都発も05分に繰上げている。名古屋発『こだま』は豊橋までの発車時刻を5~6分繰り下げ、浜松での発車時刻を2分繰り下げている。名古屋発が29分から34分になることで、山口県内停車『のぞみ』から乗り換えられるようになる。

毎時20分、40分の『のぞみ』についても、7時台、8時台、18時台、19時台と同じ東京~新大阪間2時間30分に短縮。東京発26分『こだま』を豊橋で追い抜くのが、東京発20分『のぞみ』と23分『のぞみ』だったのを、東京発13分『のぞみ』と20分『のぞみ』に変更して速達化を図っている。でも、20分枠も40分枠もデータイムは臨時の新大阪止が多いので、10分枠に比べると速達化する列車本数は少ない。

今回の改正で速達化される『のぞみ』は名古屋着が1分、京都以西の到着が3分繰り上がる。京都着が22分になることで、高槻方面や草津方面の新快速が8分で接続、近鉄の急行奈良行が5分で接続するようになる。近江舞子行の4分と園部行5分は微妙なところだけど。上りはも下りと同時刻の京都発22分に繰り下げ、新快速や近鉄奈良からの特急の接続時間が7分になる。

東京駅10分発の福山停車『のぞみ』が速達化する一方、30分発、50分発の山陽直通『のぞみ』は東京~新大阪間2時間33分のまま、時間差は6分も開いている。来年春までには700系は撤退するようだが、山陽直通のぞみが東京~新大阪間で2時間半を切るかどうかは定かになっていない。

東海道新幹線の増発は新大阪発6時30分の臨時『のぞみ』のみ、直後の姫路発『のぞみ』の混雑緩和を図る。臨時とはいえ、早朝の運転なので新大阪から東京までの所要時間は2時間29分とでデータイムの定期の『のぞみ』よりは速い。のぞみ292号が運転されない日は、こだまは姫路発『のぞみ』だけの空待避になるだろう。

『みずほ』はさらに増発して7往復体制になった。新大阪発18時20分の川内停車、鹿児島中央発11時24分の久留米停車の臨時は毎日運転だから実質8往復体制だ。増発分は新大阪発11時52分の『みずほ615号』と鹿児島中央発16時32分の『みずほ616号』を臨時から定期に格上げしたもので、停車駅も同じだ。臨時とはいえ615号が12/13に運転されなかった以外は毎日運転されているから、大きく変わったのは615号→607号が設定時間を40分以上も繰り上げたぐらいだ。設定時間を繰り上げたことに伴い、熊本では『A列車で行こう』に接続するようになった。なお、この『みずほ』は『のぞみ17号』から接続するので、新神戸で乗り継ぐと後続の『のぞみ103号』より早く姫路に着くことができる。615号→607号が設定時間帯を40分以上繰り上げたので、新大阪を同時刻に発車する『さくら553号』は12分繰り下げることになった。

新大阪発16時台、17時台の『みずほ』は52分発から08分発に繰り上げ、新山口停車『のぞみ』と続行する形となった。『のぞみ37号』と『みずほ609号』を新神戸などで乗り継いだ場合、名古屋から熊本までの所要時間は現行より14分短縮され、3時間58分と4時間の壁を切ることになる。鹿児島中央までの所要時間も4時間46分と短縮される。この時刻繰上げで新大阪発『みずほ』は17時08分から19時59分まで開くので、18時20分発の毎日運転臨時『みずほ』が設定されている。

元々新大阪発08分だった『さくら』は20分発に変更、16時20分の『さくら565号』は福山で『のぞみ113号』広島行を待避、17時20分の『さくら567号』は後続の『のぞみ115号』も福山に停車するので、追いつかれずに九州方面へ逃げ切る。現行の新大阪発15時52分『さくら』は30分以上繰上げ、15時20分発に。結果、15時台は08分発、20分発と『さくら』が続行することになる。しかも両列車とも熊本までの停車駅は同じで、福山と新山口にも停車、熊本から先は08分発は川内のみ停車で、20分発は各駅停車となる。鹿児島中央発は停車駅が増えた『みずほ』の発車時刻が8時丁度、9時丁度とわかりやすくなり、11時24分発は毎日運転の臨時に変更している。

朝下りと夜上りの『みずほ』は、川内又は久留米に増停車するようになった。久留米に停車するようになった『みずほ611号』は日田行に7分で接続、うきは発は『みずほ604号』に6分で接続し、新大阪着が36分繰り上がる。久大本線は改正前時刻だけど、改正後も同じなのだろうか。

山陽『こだま』については、午後下りの岡山~広島間で設定時間帯を繰り下げることに。現行ダイヤだと、岡山を22分に発車、新倉敷で福山停車『のぞみ』、三原で徳山停車『のぞみ』、東広島で『さくら』と臨時『のぞみ』の待避をしているのを、改正後は岡山を38分に発車、三原で『さくら』の待避、東広島で臨時『さくら』の待避に変更させる。新倉敷待避の取り止めで岡山~福山間では6分、東広島待避の見直しで福山~広島間では7分の時間短縮を図ることになる。岡山での発車時刻繰り下げに伴い、『マリンライナー』からの接続時間は19分から6分に短縮される。
博多南線は16時台、17時台の時刻を繰り下げ、運転間隔の均等化を図る。38分に到着する『こだま』と一本化させるのだろうか。車庫線つながりの北綾瀬支線と同じ日に改正があるというのは面白い偶然だ。

JR東海の在来線は、岡崎から金山間で特別快速を延長増発するくらいだ。延長増発するのは、岡崎発17時45分と18時15分の特別快速米原行、現行では金山始発の快速米原行だから、特別快速に格上げになることで稲沢は通過となる。名古屋発で5分前に普通があるので、それほど不便にはならない。岡崎では18時15分発のみ豊橋方面からの普通から接続、愛知環状鉄道からは4~6分で接続する。特別快速なので刈谷を出たら金山までノンストップ、笠寺で先行する普通を追い抜く。

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