東武東上線の2021年3月13日ダイヤ改正、改正概要は以下の通り。
●平日朝上りにTJライナー2本を増発する。
(森林公園発6時27分→池袋着7時26分、森林公園発7時52分→池袋着8時49分)
●準急川越市行最終を池袋発24時30分、普通成増行最終を24時35分に繰り上げる。
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東武東上線の2021年春改正、他路線同様終電を繰り上げる他、平日朝にTJライナーを増発したり、準急と急行を1本ずつ廃止するなどの見直しを行った。
平日朝のTJライナーは、改正前の森林公園発6時11分、8時18分に、森林公園発6時27分、7時52分を追加設定する。池袋着では7時05分から9時11分まで2時間以上開いていたのが、7時26分から8時49分までの80分ほどとなる。新宿8時始業では時間つぶしする必要がないし、池袋9時始業では駅周辺でギリギリ間に合う設定だ。
ちなみに、スカイツリーラインは、北千住着7時18分の春日部発『リバティ』、8時02分の『りょうもう』、8時36分の『きぬ』となり、タイムラグは40分前後と半分くらいだ。さすがにTHライナーは北千住での運転停車が7時過ぎから9時過ぎまで2時間くらい開くわけだが。
森林公園から池袋までの所要時間を見ると、59分と57分、他のライナーが53分だから4~6分余計にかかることになる。複々線区間が短い割に所要時間増が大したことないのは、後述の減便を行うためだ。森林公園から川越市までは待避不可能、若葉駅の上り線に通過線をつくれば数分の短縮は可能なんだけど、停車駅差が少ないし、乗降時間がかかるから必要ないか。
地下鉄対応のL/Cカーを新造、もしくは改造すれば、西武のS-TRAINのような有楽町線・副都心線直通のライナーの設定が可能だけど、和光市での着席保証があるからな。でも、スカイツリーラインは北千住での着席保証があるのに、THライナーがあるわけだし、やはり需要なのだろうか。
森林公園発6時27分のTJライナーの設定に伴い、小川町発6時10分の急行の運転を取りやめる。このことで、急行、つまり成増までの無料優等の運転間隔は16分だったのが25分開くことになる。森林公園以北については、森林公園発6時20分の準急を小川町発6時06分に延長して対応するが、6時26分の急行まで20分のタイムラグが発生する。TJライナーは、川越まで廃止となった急行より3~4分繰り下げとなるが、成増で準急を追い抜くので、池袋到着は3分繰り上がる。
改正前は、川越発6時44分の新木場行から和光市で、6時47分の準急でふじみ野から50分の急行に乗り継げたのだが、今回の改正では急行が消滅、代わりに6時38分発の準急を44分に繰り下げて、廃止となった急行より1分早く池袋に着くようにしている。準急が繰り下げとなったので、新木場行は39分に繰り上げとなる。
有楽町線乗換の和光市へ行くのにも、川越発6時50分の急行の代わりに、44分の準急に乗ることになる。和光市着は7時12分から7時09分に繰り上げ、副都心線に1分で接続する。準急は46分にも先述の小川町発が設定されているが、志木でTJライナーに追い抜かれるので、和光市着は遅くなる。
そのあと1時間ほどは動きがないが、森林公園発7時21分、池袋着8時35分の準急が廃止となる。それに伴い、森林公園発7時29分の新木場行を7時23分に繰り上げ、廃止となった準急の代わりにふじみ野で急行に接続させる。志木で2分停車するので、その先は改正前と時刻が変わらない。そのあとの元町・中華街行を少し繰り上げるが、減便したので、新河岸、上福岡でのタイムラグは9分から7分に広がる。
小川町発7時27分、池袋着8時43分の急行については準急に格下げ、成増では森林公園を12分後に出る新設のTJライナーに追い抜かれ、池袋着は8時43分だったのが8時51分と8分遅くなる。この格下げの影響で森林公園発7時34分の準急は、ふじみ野での急行退避が消滅して4分繰り上げ、成増から池袋まで13分かかっていたのが、10分に短縮、池袋着8時49分だったのが8時41分と8分早くなる。つまり、格下げした準急と逆になる。とはいえ、ふじみ野での待避がなくなるだけでなく、先行の優等との間隔が10分以上開くため、コロナ禍とはいえ改正前より混雑することになる。
成増において、8時台の池袋行優等を見ると、改正前は18急 23準 31急 36準 44急と5、8分間隔なっていたのが、19急 31準 39準 45急となり、12分のタイムラグが発生する。23分の準急が廃止、31分の急行が準急格下げと新設のTJライナー廃止で39分に、36分の準急がふじみ野待避がなくなり、31分となった形だ。普通は20分発が池袋まで無待避になったくらいで大きな変更はない。
森林公園発7時49分だった準急は、新設のTJライナーに追い抜かれる志木までの時刻を繰り上げ、森林公園発7時47分とする。新設のTJライナーの後追いの急行も少し時間を繰り下げ、池袋着は2分繰り下げの8時57分となる。
普通列車については、志木発5時39分池袋行を廃止する。急行停車駅では志木発5時37分があるので支障はないが、中板橋までの通過駅では13分のタイムラグが発生する。その折り返しの池袋発6時16分の森林公園行も廃止に、志木から先では最大15分も開くが許容の範囲というところだろう。また、池袋発7時33分の志木行も廃止する。2分前に川越市行があるから大した支障はない。
列車の廃止以外にも、朝唯一の上板橋始発を7時14分から7時07分に繰り上げる。その影響で志木発6時58分が上板橋から中板橋まで数分繰り上がる。
深夜間については、1月20日から池袋発24時44分の準急川越市行と24時45分の普通成増行を運休させていたが、今回の改正では正式に廃止とした。1月19日以前に比べて、成増までは10分、成増から先は14分繰り上げとなる。
有楽町線の和光市方面については、1月20日から新木場発24時08分の池袋行を運休、23時50分の和光市行を池袋行に短縮していたが、今回の改正では24時08分はそのまま廃止、23時50分もそのまま池袋行、新木場発23時58分を24時01分に繰り下げている。1月19日以前に比べて、池袋までは7分、その先は10~11分に繰り上げている。新木場発を24時01分に繰り下げたのは、新木場着23時56分の東京発京葉線からの接続を確保するためだと思われる。
有楽町線新木場方面については、1月20日から和光市発23時46分の新木場行を池袋行に短縮変更、24時00分の池袋行は運休となっていた。改正後もそれは同じで池袋から先の最終を7~6分繰り上げる。
副都心線については、渋谷発24時05分の和光市行を池袋行に、24時20分の池袋行は副都心線内運休となっていた。今回の改正では渋谷発24時05分の池袋行は24時08分に繰り下げ、24時20分は新宿三丁目まで復活となった。1月20日以前と比べると池袋から先は10分、新宿三丁目から池袋までは12分の繰り上げとなる。渋谷方面は、和光市24時07分の元住吉行が1月20日から運休して、最終を12分繰り上げていたが、改正では正式に廃止としている。
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