リコーCX5
4月7日撮影
同じときにK10D+タムロン23Aで撮った桜はこちらです。
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マクロモードで撮ったものを載せます。60mm側で最短撮影距離1.9mからさらにリングを回すとマクロモードになり、直進ズーム操作することで最大倍率1:2まで可能です。一番近づくとレンズの全長も最大になり、フードをはずす必要がありそうです。
K10D ISO400 Tamron 23A (SP60-300mmf3.8/5.4)
総括その2として、シグマ70-300mmF4-5.6DLマクロとの比較をしてみます。シグマのほうがコントラストが高く、逆光でのフレアも少ないです。ただ、線は23Aのほうが細く、解像感は勝ってると思います。
シグマはAFレンズなのでMFではリングの回転角度が少ないために微調整が難しいです。
マクロはこちらは300mm固定で、使い勝手は60mmの23Aのほうがよいと思います。ただ、通常の最短撮影距離が1.5mと23Aの1.9mより短いです。
もうひとつ、SMCペンタックス-M 200mmF4との比較ですが、これはしっとりとした温かみがあって、タムロンとは少し違う印象です。M200mmは最短撮影距離は2mとマクロ撮影向きではないです。
23Aの絞り値、間違っていることがわかりました。60mm側のF5.6はF5.6ですが、300mm側のF5.6は実際はF8くらいです。今までF値の差の少ないズームレンズしか使ってなかったのでわかりませんでしたが、絞りリングは開放からの相対値であって、絶対値ではありませんでした。F5.6はほぼ開放なんで、画質がよいと思っていたのは実際は一絞り強絞っているので画質がよかったということになります。開放のF5.4にすると300mm側でフリンジがかなり出るようです。
じゃあ現行のA17と比べるとどうなのかは持ってないのでわかりません。写りはA17がよいけど操作感は23Aがよいと思います。どのくらい写りに差があるかがちょっとわからないです。もしA17がシグマの70-300mmDLほどに線が太いなら23Aのほうが好ましいということになります。
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遠くからサギです。以前撮ったのと同じ場所ですが、桜の花が入ってます。
K10D ISO400 Tamron 23A (SP60-300mmf3.8/5.4)
そろそろこの章もクロージングのために総括じみたことをしないといけません。
古いですが、状態のよいものを入手できたことで、トキナーのAT-X840AFの曇りの状態が結構悪いということがわかりました。やはり中古レンズは素人向きではないです。でもそこそこよい絵を出してくれることもあり、購入した価値がないほどでもないです。
本題のタムロン23Aですが、ややコントラストが低いのですがなかなか繊細な線です。また逆光での木の枝の色ずれが出ないのは意外です。現行の17Aとか安いレンズでもLDガラスが使われているので23AももしかしたらLDガラスのレンズが入ってると疑ってしまいます。
ただ、これより下のグレードの03A(80-210mmf3.8/4)はコントラストも高く、解像度も悪くないです。しかし木の枝の色ずれが大きいのと、ボケ味はいまひとつです。
23Aが定価で6万円台なのに対し、19AHが9万円台と上位です。このレンズとコントラストとかよく似た写りです。19AHは色ずれや逆光でのフリンジは結構ありますがボケは23Aよりきれいです。また70mm側の解像感は23Aより優秀だと思います。
追記:後でわかったのですが、23AでF5.6で撮っていたものは実際はF8でした。19AHをF8で撮ったものと比較しないといけないですが、あまり使ってないので評価はできないです。F8ならフリンジや色ずれは23Aと同程度かもしれません。
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