りゅういちの心象風景現像所

これでもきままな日記のつもり

しみじみ思うこと

2019-10-16 00:59:38 |  日 記 

 

台風が過ぎ去った翌日。

久しぶりに、さっちゃんの実家に顔を出した。

ちょっとタイミングがあわなくて、今年は夏からこっち、

ずっと顔をだせていなかったこともあった。

直接に被害はなかったとしても、あれだけの台風の後である。

ひとりで暮らしているおじいちゃんの様子を見にいくだけで、

こちらとしては安心できる。

 

台風19号については、思うこと、考えることが山ほどあって、

それだけで頭の中が混乱してしまいそうになるのだが、

そういうことはもう少し、情報を整理してから考える方がいい。

でも、圏央道から東名高速を目指せば、どうしたって茶色く汚れた濁流の

相模川を目にする。

クルマで通り過ぎるのはあっという間。

運転しながらちらっと見るくらいなのだけど、

どうやらこれでだいぶ落ち着いてきた感じはする。

ニュースであれだけ相模川の名を聞くことなんていままでなかったことだし、

台風の後でありながら、ここまで荒れ狂っている相模川を見たこともない。

でも、川のカタチをまだ保っているのであれば、とりあえず安心できる。

 

クルマを走らせてみれば、実家までのルートにこれと言った問題はない。

「雨はすごかったみたいだけど、全然平気だったよ」と、

ケロッとしていて、深刻さのカケラも見せないおじいちゃんの顔を見たので、

この日の目的の99%は達成したも同然。

 

朝、鯛の塩焼とハンバーグを作って、お重につめてきたので、

夕食の準備はほとんど出来ている。

お皿に出して、食卓にひろげはじめた、ちょうどそのタイミングで、

みかちゃんとお父さんがやってくる。

「今日はひかるとお母さんは来れないんだけど」

と言いながら、「はい、おみやげ」と紙袋を手渡される。

ひかるくんはバイト、おかあさんはお出かけということで、

実はふたりで御殿場までドライブしてきたらしい。

「東名も通行止だし、小田急も渋沢-新松田間で山が崩れたみたいで」

と、周辺をぐるっと見てきたとのこと。

そのあたりのことを聞かせてもらいながら、久しぶりに一緒の夕食。

こんなこともあろうかと、ちょっと多めにおかずを作ってきてよかった。

 

みかちゃんは、夏、部活で快挙を達成していて。

詳細はここには書かないけれど、中学の全国大会で準優勝した!

って、それってえらいスゴいことじゃんね?!

そういうことは、もっと早く教えてほしいところだが、

どういうわけか、鯛の塩焼(尾頭付)を用意できたのは

ステキな偶然と言うべきか?

みかちゃんは「おいしい!」とよろこんでくれたし。

 

「そう!この夏、ひかると一緒に富士山にのぼってきたんですよ!」

と、今度はお父さん。

そうでしたか!

 

僕が中学一年生だったひかるくんと一緒に富士山に登ったのが

もう5年前のことになる。

息子と一緒に富士山の頂上に立ち、お鉢巡りも果たしたお父さんは

それはそれはうれしそうで。

いろいろと自慢話(?)を聞いていると、ちょっと困った様子の

ひかるくんの顔がなぜだか思い浮かんできた。

察するに、ひかるくんのガイドが完璧だった、ということで

まず間違いないんじゃないかな?と。

 

いろいろ思うことはある。

けれどこうやって、普段と変わらない雰囲気で食卓を囲めることに、

しみじみと幸せを思ったりする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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