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100年後の人間作り!親子のアートセラピー「子ども未来研究所」の活動、アートセラピスト達の活躍を紹介します

第22回グロースセミナー~私の4泊5日間~トレーナーウッディ②

2011年09月03日 | 野外活動
2日目は白雲山登山です。

今日も朝から快晴。

この白雲山は約3時間かけての山登り。
初めはブッシュ(クマザサ)が待ち受けます。

大人の腰ぐらいの高さまであるのもあり、
低学年の子どもたちにとっては顔までくる高さです。

そして、茎はとても滑りやすく、
足元を注意して登らなければなりません。

それを越えると岩場です。
岩は大人以上の大きさの岩もあり、
全身の力をふりしぼっていかないと登っていけません。

それに動物(熊)もいます。
熊に遭わないためにはみんなで協力して大声を出して登らなければなりません。
体力と気力、頂上まで行くと、本気で決めなければ登れない山登りです。



私にとっても、かなりきつい山です。
地元では小学3年生にならないと登らせないというのもわかる気がします。

でも、グロースでは小学1年生だろうと、初めての参加だろうと、
子どもたち自身が決めたことを実践していきます。

全員やる!
と決めてから、まずは頂上で食べるおにぎり作り。

のりをこまかく切って、
顔を描いたりして思い思いのおにぎりを作り、いざスタート。

登っていくにつれ気温も上昇。暑さとの闘い。
小学3年生以下が9名、その内4人が初参加、大丈夫かどうか心配ではありましたが、
そんな心配を感じさせないほど、みんな元気に登頂成功です。

特に元気だったのが、小3のYUNA。
一列になって登るので、先頭と最後尾までは10mは開きます。

子どもたちがしりとりをしながら登っていたときのことです。
みんなに声が届いていないと思ったのか、
YUNAは代弁してみんなに聞こえるようにでっかい声で伝え直してくれます。

それも登りも下りも・・・5時間はしゃべりつづけていたと聞きました。
YUNAは、チームのみんなに元気と勇気を与えてくれていたようです。
一年生で初参加して今年で3回目のYUNA。
甘え上手な去年までとは全く違い、彼女の成長を実感します。



山登りも終わり、然別湖で昼食。

食べ終えると湖畔でひと休み
のはずが、イントラが1人で湖に入るとその後に続いて何人も・・・・。

水のかけあいが始まります。
ラストイヤーのタケがイントラを次々と湖へたたきこみます。容赦ないほどに!



「とことん遊ぶ」楽しさの一方、私なりに考えさせられる体験も多々ありました。

わたしから一方的に子どもに伝え、
「子どもに決めさせてしまう」という場面です。

子どもを持つ親として、家庭でやりがちなことを、
グロースでも何度かしたような気がします。

子ども自身が、本当にどうしたいのかを考え、
そのうえで子ども自身が決めた実感を持たせてあげられなければならないのです。


グロースの大事なコンセプトである
「自分で決めて、自分で行動して、自分で欲しい結果を創り出していく」

子どもたち自身が、このことを実践していくためのサポートを
もっと研究し学んでいかなければなりません。

私にとって、子ども達との本気の関わりにおいて
今後の大きな課題となる体験がたくさんありました。


次は熱気球。



昨年、サポーターのコウメイの発案で
ラストイヤーへのサプライズプレゼントをやりました。

今年も提案したところ、次々と案がでてきて決定。
今年のラストイヤー2人、タケとミツキの人文字をつくり、
シャンティ君の顔を描いて上から見てもらうことにしたのです。



私は2人に
「おめでとう」と「自分の夢に向かっていけよ」という思いをこめて、
あえて飛ばず、人文字に加わり、
みんなからの思いをラストイヤーの二人に感じとってほしいと思いながら、
2人の笑顔を下から見上げていました。

タケもミツキも素敵な笑顔を見せてくれました。

人を思いやる気持ち、感謝、人のために意見を語る子どもたちのキラキラした目がとてもキレイで
これが伝統となっていくといいなと感じました。

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