中之条ビエンナーレの1年前
ビエンナーレの会場を使って、『拝啓 うつり住みまして』というイベントがあった。
アーティストトーク があるというので、参加。
何も決まっていない。ということだった。
掃除をして、床をはがして。etc. etc
アイデアを抽出。いろいろと企画していた。のでは。
セザンヌが逃げて展示が出来なくなった場所
コロナ禍で、『表現』の仕事が制限される中。
発表の場に移り住んで、創作に集中。と云っても、生活もあるし、糧も必要。
リフォームじゃないんだから、綺麗になった。ダメだし。予算もあるし。
きっと、中之条の歴史や風土、この建物を使う意味。
そんなことを考えたのではないかな~って。
私的には、売れるモノがいいのではと思ったりした。
出来た作品は、逃げてしまって、展示できなかった、『セザンヌ』であった。
陶芸家で人間国宝保持者の濱田庄司さんは、流掛という技法を得意としていた。
大皿に、15秒。さっと2~3本の線を書く。だけ。
見ていた方が『あまりにも早すぎて物足りなくないか』という質問をしたそうです。
その質問に対して濱田庄司さんは『15秒プラス60年と見たらどうか』と回答しました。
美術とは、そんな側面もありますよね。
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