ゆっくりと音楽を楽しむ時間はなかなかないのですが、
車の中であったり、お風呂の中であったり、
隙間の時間を見つけて楽しむ毎日です。
私のスマホのリスモには2500曲くらい入っています。
お風呂の中ではスマホをジップロックに入れて聴いていますが
これがなかなか、エコーが効いていていいのです。
そこんとこはお風呂で鼻歌のオジサンと同じ理屈ですね。
ほぼクラシックばかり聴いていますが、最近のお気に入りはティンパニ。
きっかけは1月のプラハ響のコンサート。
その時のティンパニ奏者の方がとってもチャーミングな人で、
踊るティンパニ奏者と言われる通りのノリノリの叩きっぷり。
マレットを振り回し「あ、そこアンタが叩くとことちゃうよ」とみんながドキドキ。
自分の出番でない時もまるで指揮者のようにマレットをフリフリ。
最後に一番たくさんの拍手をもらっていました。
そんなおちゃめっぷりばかりではなく、
やはり心と体に響くその音色。
いろんな曲を聴くごとにティンパニの音ばかり気になって・・・
たどり着いたのがベルリン・フィルの名手テーリヒェン。
彼が叩いているといわれるCDを集めて聴いている毎日です。
赤いのは1969年モスクワ、オレンジは1977年東京の、
どちらもベートーヴェンのライブです。
おなじみの交響曲ですが、彼が叩くとスケールが違う。
古い名演ばかりなので古いCDを探します。
驚くような高値のものもありますが、とってもお値打ちにGETできました。
こちらはチャイコフスキーの5番。
5月に西本智実さんのコンサートでも聴いた曲ですが、
第4楽章の地響きのような連打、体中の血液がザワザワします。
趣を変えて「ドイツ・レクイエム」
これはDVDなのですが、いつでも聴きたくてCDを探しました。
CDの方はテーリヒェンが叩いているか確証はないのですが・・・
でも乾いた大地に雨が滲みてゆくように、私の心を静かに潤してくれます。
さぁ今日も一日がんばろうとか、
仕事を終えて、これからもうひとがんばりしておいしいご飯をつくろうとか、
そんなときに選んで聴いています。