Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

帰り道

2020年09月25日 | ひとりごと

いつもの桜並木

夕方、普段とは違う道を通ると、桜の盛りとはまた違う趣。

桜が満開だったり、雪化粧した並木道もまた、とてもステキですが、

夏の終わりは一年で一番静かな時季でしょうか。

空を見上げると、すつかり秋の空。

 

家の近くまで来てふと見ると、休耕田でバラ苗作り。

夏の暑い真っ盛りにも作業する人がたくさんいて、

「大変だなぁ」なんて思っていた。

暑い暑いと言いながらも、私は屋内の仕事だから頑張らなきゃ、なんて思った

 

  喜びのみを苦労から伐りはなしたりすることは、 

  取りも直さず、茎から花をもぎ取って、

  根のないやつを植えるのと同一です。

     「光あるうち光の中を歩め」トルストイ

 

明日も頑張ろう

 

 

 

 

 


クロイツェルソナタ

2020年09月25日 | 読書、詩など

ベートーヴェン生誕250年イヤーということで、

先月はずっと通勤の車の中で「ピアノソナタ」を聴いていました、全32曲。

やはり「月光」「テンペスト」「悲愴」などなど・・・有名な曲は印象深いですね。

でもちょっと食傷気味・・・ということで春に買った千住真理子さんの「ヴァイオリンソナタ」

そう・・・コロナのためリサイタルが中止になって、代わりに買ったCDを聴きました。

「クロイツェルソナタ」

その、ベートーヴェンの曲に触発されてトルストイが書いた小説、

「クロイツェルソナタ」読んでみました。

久しぶりにドキドキするような展開、チラッとでも先が見えたら嫌なので

本の左側を手で覆いながら読んだほど。

結末はわかっていても、ドキドキ・・・

そして「悪魔」とは・・・

登場人物の誰が悪魔なのか・・・やはり片手で覆ってドキドキ。

 

うん、そうだね。

やっぱりこの結末が一番だと思う、仕方ないけど。

 

ロシアもの、やっぱり好きだわ~。

「プラトーク」「ルバーシカ」「サモワール」など、ロシア独特の単語、

そしてチャイコフスキーなどの音楽に顔をのぞかせるロシア民謡のフレーズ、

古くさい因習に囚われた人々の暮らし、その向こうに広がる大自然。

野イチゴや草の香りまでしてくるような・・・

私の妄想ロシア。

これから寒くなると、ますます寒々しいロシアの世界が楽しくなります。