Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

春休み

2016年03月29日 | 日記

だいたいいつもギリギリの私。

今日も今日とて、明日までが会期の展覧会へ・・・。

関ヶ原歴史民族資料館。

我が家からは30分足らずの所です。

そう・・・天下分け目の関ヶ原合戦、あの関ヶ原です。

でも今回は関ヶ原合戦の見学ではありません。

ワーテルローの戦いと、ゲティスバーグの戦い、

これに関ヶ原の戦いで世界三大古戦場になる・・・んですか・・・?

関ヶ原、あまりにも身近で実感がない・・・。

京都や大阪など、自分の住んでいる所から西へ遠出する時に

通過するポイント、そのくらいの認識でした、スミマセン。

でも関西から嫁いだ友人が初めてJRに乗って関ヶ原を通過した時、

ここがあの天下分け目の関ヶ原・・・!と感動したとか・・・

 

でも今回はワーテルローが私の主役。

秋に「ラファエル前派展」で観た「ブラック・ブランズウィッカーズの兵士」

そう・・・このワーテルローの戦いの前哨戦であったカトル・ブラの戦い、

その前夜の兵士と恋人の別れのシーン、あの残像を胸に行って来ました。

 

ナポレオン戦争や南北戦争の兵士の軍服の複製品や、

銃などはコレクターの方から実物が展示されていました。

これも複製品ではありましたが、ナポレオンの敗北宣言の文章や、

リンカーンのあの有名な「人民の人民による・・・」という「ゲティスバーグ宣言」、

その草稿も展示されていました。

複製とはいえ二人の筆跡、目の当たりにしてちょっと感動

リンカーンの筆跡はまるでお手本のような見事な筆記体、

ナポレオンは・・・ちまちまと神経質な細かい字。

 

関ヶ原合戦の展示は、またいつでも来られるから次回に、と流して観ましたが、

春休みの小学生が大勢でにぎわっていました。

駐車場にはナント、鳥取ナンバーの観光バスが・・・。

近すぎてよくわからなかったけれど、やはり世界三大古戦場。

 

せっかくなので、いくら私的主役がワーテルローとはいえ、

実際の古戦場にもこの足で降りてみました。

 

田んぼの真中に幟が・・・

ナント!関ヶ原合戦決戦の地。

だいたいこのあたりで激戦が繰り広げられたとか・・・

真中の旗のあたりが石田光成の陣跡。

 

この土に大勢の人の血が流れたんだなぁ・・・、

遠いワーテルローやゲティスバーグ、そして400年以上前のこの土地にも。

今も世界中でたくさんの血が流れている。

私の中でも流血はないけれど、泣きたい時もある。

それぞれに想いがあるんだろうけれど、

想いの大きさ、規模も違うけれど、結局人間の業だなぁ・・・

人間て、恐ろしい生き物だなぁ・・・なんて思ってしまう。

 

南北戦争といえば少女時代に読んだ「若草物語」、

ナポレオンの戦争といえばトルストイの「戦争と平和」。

本棚にあったはずの古い本を探して読んでみようかな・・・

 

 


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