cowboy-平松の部屋

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浜松工場の森井さん

2019-09-28 17:09:58 | 私を育ててくれた人ー
私を育ててくれた人-4

Mss森井さん(浜松工場でNF4を生産するのに適切な指示をしてくれました)
ボーリングはピボット軸基準

まだ、おもしろ技術あるんです、NF4のフレームボディーのピボット部のスイングアーム軸穴は溶接前に加工
しておきまして、ヘドパイプのステム軸穴加工(ボーリング)は溶接COMP前は未加工で、溶接COMP後
スイングアーム軸穴を軸(加工基準)に加工治具(専用治具を製作してもらった)にセットしヘッドパイプの
ボーリングをしてもらいました。
量産車の小排気量は溶接COMP後ヘッドパイプ自身をチャッキング(つかむ)しボーリングしそのまま完成、
大排気量はボーリング後、前から見た角度誤差(傾き)を油圧で修正しているようです。でもキャスターは
修正してません。ここが重要なのです、キャスターはレーサーの運動性に非常に重要なファクターなのです。
125cc(レーサー)でも最高速200Kmは容易に超えます、軽量でピーキーなパワーを駆使する、繊細な
レーサーです。ヘッドパイプのアングルを正確に加工する事はレーサーの命ですと懇願し、スペシャル加工治具を
製作してもらいました。浜松工場で生産する一年前から工場で打ち合わせを行っておりました。
浜松工場のTOP森井さん(浜松エスカルゴ)もレース(BIKE)が好きでCB125JX-SPLでレース出場
されたと聞きました。森井さんは、そうか、RS125Rを浜松工場で作るのか、よーし ヘッドパイプの
ボーリング加工なら、車製(車体製造)だな、班長に話しをしておくから、打ち合わせして来い、レースが
好きな変な奴が相談に行くぞって、話しを事前に通しておいてくれました。
レース好きな変な奴の浜松工場内の打ち合わせを潤滑にしてくれました、本田宗一郎さんを輩出した
浜松の市民性(BIKE好きなポンポンの町)に感謝いたします、ホンダ、スズキ、ヤマハも遠州浜松気質
なんですかねー。浜松工場では量産ライン外に、手押しラインを作ってもらって丁寧に素晴らしい
NF4(RS125R)を創っていただきました。おかげ様で
87RS125Rが上市でき、89RS125RがW-GPチャンプをGETできました。、有難うございました。
あまり、言いたくないけど、K工場(地域)はBIKEが好きでないようですね。
宗一郎さん(ホンダ)の社是、買う喜び、創る喜び、売る喜び、の中で”作らされる喜び”になってしまて
いるんでしょうね。解るかな、創ると作るとの差。 

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