長く続いた暗いトンネルを抜けたと思ったらまた長いトンネルが。今度の新しい日銀総裁も引き続き市場に資金をジャブジャブの政策を継続させるそうである。こんなに円安に誘導して日本経済をガタガタにすれば物価の高騰と国民の意欲が大幅に削がれる結果にしかならないのに。これからは、外国から来るインバウンド客におもねった生活しかなく「外国人さまさま」で、外国人の履いている靴を日本人が懐で温めて差し出さなくてはならなくなる予感がする。日本人には気力も失われ只管、乞食の物乞いの様なありさまが随所に見受けられそうである。強い日本など望むべくもなく、衰退の一途。
案の定と言うべきか、給料のほぼ半分が税金とか健康保険料などの公的負担で消えているそうだ。岸田自公民政権は徹底的に国民を貧困に追い込みたい様である。衆院選や参院選と立て続けに行われた選挙で自民党を大勝させた報いがこれである。どうせ選挙になると独特の選挙ムードにのって与党自民党に票を入れてしまうという習性を終わらせることができないでいる。これが日本国民を"無間地獄"に導いていることなど知る由もない。最近では、戦前の昭和１５年第二次近衛文麿内閣時の不穏な動きに近似して来ている。防衛費増額しか念頭になさそうな岸田内閣の頭の中は、アメリカの中国封じ込め政策の行き着く先が台湾をめぐる戦争だけなのだろうか。イージス艦と航空母艦で中国の動きを封じ込め、来るべき米中戦争に備えようとしているのか。最近パンダが中国に次から次へと返還されているのも今のうちに中国の内陸部に避難させているのだろう。全てが中国との全面戦争を睨んでの動きとしか取れないのではないだろうか。ロシアも米国との核協定を停止して核戦争に備えている。ロシアと中国が昭和の大戦時におけるドイツと日本の様に思えてくる。もう世界大戦そして核戦争は避けられないのだろうか。ロシアとウクライナの戦いはロシアによるキウィに対しての原爆投下でゼレンスキー大統領の死で停戦そして終戦に持ち込もうとしているプーチン大統領の目論見がある様に見えるが、これに台湾海峡をめぐる戦争に発展した場合、このシナリオが大きく変更されそうである。いずれにしても不穏な空気が充満している。
総務省の統計局はもう日本人が「絶滅危惧種」入りしているのをとっくに分かっているのに発表を控えているに違いないのではなかろうか。今度の「異次元のナンちゃら」なんぞは、突出した防衛予算への批判を少しでもカワそうとして"添え物"風に提示しているだけであろう。だから、国民が困窮の極にある今、子供のいる世帯だけに優遇措置を施す理由がわからないのである。アメリカの要請で、日本だけがアラブとの長期契約で手に入れている安い天然ガスをヨーロッパに振り向けざるを得なくなり、その結果足りなくなった分をバカ高いスポット市場の天然ガスで発電せざるを得なくなり電気代の高騰を招いているなどは話題にですら上らせないように誘導する政府だから、今度の少子化対策はその目眩(めくらま)しにも大切な役割を果たしているのであろう。
SNSに投稿された迷惑行為の動画で外食産業が総崩れだそうである。果たしてそれだけが原因なのだろうか。回転寿司チェーンが提供する海苔巻きなどは巻きがイイ加減で素人仕事としか見えないものも沢山あった。握りずしにしても一眼で素人が握ったものとしか思えないものも散見された。つまり、外食産業の凋落は、これらの迷惑行為だけが原因とは言い切れない面もあるのではなかろうか。職人志望の若者たちに仕事の厳しさを伝えられなくなった昨今、世界に冠たる日本の食文化も分岐点に立たされているのであろう。今は「中食の時代」というが、家庭で作る料理に勝るものはない。材料から作る「本当の食事」がもてはやされる時代が来たのである。
統一地方選が近付いているが、政府日銀は円安誘導の手を緩めない。こんな円安のまま４月になると電気料金の値上げが４月だけで収まらずに７月にも再度行われる可能性だってある。今度の日銀総裁予定者も政府の円安政策を是としているので政策変更など望むべくもない。インバウンド景気が回復しているとして引き続き円安に誘導すると庶民の生活はズタズタに・・・。高病原性鳥インフルの所為で庶民の唯一の味方だった鶏肉や鶏卵まで高値で口に入らなくなり、ついに庶民は肉を口にする事ですら難しくなった。それでも、岸田自民党政権は手を緩める事なく庶民イジメを加速している。防衛費を増額して鋼鉄で空腹を満たせと言わんばかりである。それでも日本人は健気(けなげ)にも与党自民党に票を入れ続けるのである。安倍元首相や世耕自民参議院幹事長の共同作業と言われている"民主党潰し"に用いたネットを使った世論誘導策で巧みに野党潰しを図って"統一教会事件"での汚点隠しを押し進めている。このままでは、日本国民総貧困化は避けられそうもない。「選民」だけが生き残れる防衛費増額だけが岸田自民党政権の唯一無二の政策。