南十字星☆

この道48年のフラメンコギタリスト青木敏郎のひとりごと

混んで

2007-02-27 20:34:33 | Weblog
ないよ、コンデ・エルマノス。とってもよく鳴るフラメンコギター。
ソロ・舞踊伴奏両用タイプでバリバリハード。
仲良くなるまで最初の頃は右腕の筋肉が腫れた。
ハカランダの紫とオレンジの表が光る。でも歴戦の傷は多い。

目白の筒井さんの工房ショップで見たとき、これはボクのためにと直感した。
子供達の教育と家のローンに追われた頃でとても買える状態ではなかった。
買うとは言えず、誰にも売るなと言って松山に戻ったら1週間後に送ってきて
金がない人ローンで払え

やがてセビージャ万博、バルセロナオリンピックのスペインブームが到来し、
ケーオーホテルのフラメンコ・ディナーが始まり仕事が殺到した。
というわけで楽々ローンで払った。36回で。

キャメリアホールで3回のリサイタル、フルートの井上麻美さんといずれも10年間いい時代を共にした身体の一部のような名器だ。脚光をありがとう。

まさかの4度目のキャメリア「恋するミラノ」では、いま最前線で活躍するプロ
大西美江、深澤良子さんと渾身のフラメンコをかき鳴らした。
まだまだ頼むよ。まだまだやるよ。日記@BlogRanking

踊りです

2007-02-27 19:18:31 | Weblog
じゃないよ、ロドリゲス。スペイン生まれの49歳フラメンコギター。
1971新婚の夏、君が我が家にやってきたとき家内のsacchanは
お里に3ヶ月帰った。明日のコメ代に事欠くころでホントに危なかった。
当時の全財産をはたいても足りなかった。2回払いで買った。

フラメンコギター合奏団の全国公演で15年間ボクにいい夢見させてくれた

不幸にも免許取立ての頃下手な運転で胴を割って重傷を負わせてしまった。
筒井修一さんに治して貰って1986の初リサイタルを飾ってくれた。


昨年アヤコレットとママに捧げるテネシーワルツで魂が蘇った。
カジノ・ロバルトさんで化粧直しをして「恋するミラノ」で20年ぶりに復活した。
今度は海カフェライブ「宵桜」で会おう。日記@BlogRanking

これなあに

2007-02-27 17:44:35 | Weblog
じゃあなくて、フリニャーニ。イタリアのクラシックギター。
これを買って熟年離婚問題を取りざたされて30ヶ月経った。
長いローンもあと6回、やれやれそろそろ君の出番だ。
君が我が家にやってきてから結構いいことが続いている。

04・05・06と3年連続してリサイタル実行中。

3月はたのむよ

フルートとやるにはこれは不可欠。  
日記@BlogRanking

ピース、シチリアーノ、tambourin、フォーレの子守歌とシシリエンヌ・・・・・
   ピアノ譜を音楽的にギター譜に直しただけでは納得できない響きだのう。
   もう一回やリ直して絶妙の響きを求める。
グリーンスリーブス、歌の翼に幻想曲、愛の挨拶、ボッケ~のメヌエット
   この類はきれいに響くのよ、一発で。

↑時計の針の12時⇒フラメンコはとてもいい、まさに血沸き肉踊る陶酔の境地。
→3時のあたりは⇒ソロ。これは青年の日の自分に会える郷愁の世界かな。
↓6時はフラメンコの正反対⇒クラシックもボクは大好きだ。原点だ。
←9時はさしづめ⇒合奏だな。メイプル・シロップもいいし、ギターの二重奏か。
 フラメンコギター合奏団出身だもんね。 おやすみ