オープニング。遅刻した咲と、職員室から出てきて咲を見つけた担任の篠原先生が競争して教室に入る。ムキになる2人が面白い。
本編。男子のクラス委員の宮迫くん登場。後ろの席の男子生徒2人にバカにされている。自信がなさそうな、いつも胃のあたりに手を当てている気の弱い男の子だ。しかも、中学生にして七三わけ!バカにされるのも無理はない・・・って、人を見かけで決め付けてはいけません。まあ、真面目そうなキャラということで、そういう容姿になったんでしょう。自分がクラス委員に向いていないと思っているらしい。
その宮迫くんを、メガネの奥から見つめているのは、女子のクラス委員の安藤さん。
その頃・・・ダークフォールでは、相変わらずアクダイカーン様が怒っている。これまた相変わらず(?)のアフォ、モエルンバがアクダイカーン様にご報告。「プリキュアを倒します」。
アフォみたいなモエルンバだが、ゴーヤーンの嫌味にはさすがに頭に来たようだ。ちょっとだけ男らしい態度で、プリキュアを倒しに向かう。
ゴーヤーン:「プリキュアが、モエルンバ殿のハートに火をつけてしまったようですな」・・・・プリキュアもなかなか男泣かせ♪
おなかをすかせたフラッピとチョッピに「おしるこ」を食べさせる咲と舞。草葉の陰で・・・。ふと見ると、安藤さんが図書館で子供たちに絵本を読んで聞かせている。なかなか好評らしい。とくに、友也くんという子が、安藤さんになついている。友也くんはお父さんの転勤で、もうすぐ遠くへ引っ越してしまうという。友也くんに本を読んで聞かせてあげられるのも、明日が最後だと言う安藤さんに、舞が「紙人形劇」をやろうと提案する。安藤さんの、友也くんへの思いを紙人形劇にしようということになった。
舞が描いたパンダとネコの、いろんな表情の絵を、咲と安藤さんが切り抜いている。時間がない・・・。咲は、宮迫くんに切り抜きを押し付ける。必死で切り抜く宮迫くんを離れた席から見る安藤さんは、彼がクラス委員に向いていることを見抜いていた。
作業が終わって帰ろうとする宮迫くんを、咲が精一杯かわいさ振り撒きながら図書館に誘う。かわいいなりー・・・って、あんたそれ、ナンパじゃんか・・・なかなか大胆な咲であった。
図書館に向かう、安藤さんと宮迫くん。
安藤さん:「私だって、宮迫くんと同じだよ。もっと自信を持っていいんじゃない?」。クラス委員に向いていないとこぼす彼を、励ますのだった。
図書館になかなか来ない、咲と舞。図書館へ急ぐ2人の前にモエルンバ登場。闘いは避けられない。もう、劇には間に合わない。
図書館では、待ちきれなくなった子供たちを見て、安藤さんは宮迫くんと2人で紙人形劇をすることを決意する。「絶対失敗するに決まってる」と弱音を吐く宮迫くん。
安藤さん:「失敗したっていいじゃない。誰だって失敗はする。いくら頑張ってもうまく行かないこともある。でも、やる前からダメだって決め付けていたら、出来るものも出来ないよ」。
・・・。安藤さんを通して、視聴者のお友達にメッセージをおくる制作者に拍手してしまった。今週はコレがテーマだったのか。
何とか頑張る宮迫くん、頼もしい安藤さんに思わず心を奪われそうになりながらも、紙人形劇を進める。男は、女性のためなら強くなれるものだ・・・。
一方・・・変身してウザイナーとモエルンバに対抗する咲と舞。ウザイナーをこれ以上図書館に近づけるわけにはいかない!「中には安藤さんがいる!」と言う舞。
・・・・・・宮迫くん、立場なし。
その直後だった。ウザイナーに炸裂する、キュアブルームの渾身の右ストレート!、キュアイーグレットの凄まじいかかと落とし蹴り!
出ぇたぁ~!今週の暴力シーン!最近では、いつこういうシーンが出るか、楽しみになった。パンチや蹴りが直撃する画面は避けている、制作者の苦労がにじみ出ているからだ。肉弾戦禁止は、つらいですなあ。。
結局いつものように、必殺技でウザイナーを撃退する。
図書館では、パンダの安藤さんと、ネコの友也くんの紙人形劇が続いていた。感涙する友也くん。「加代ちゃん、大好きー!」と、思わず安藤さんに駈け寄って抱きつく。優しく受け止める安藤さん・・・。はじめはツンツンしたキャラだと思っていたけど、なかなか素敵な女の子だ。周囲は拍手に包まれる。いつの間にか図書館に来ていた咲と舞も、拍手。友也くんのお母さんが涙ぐんでいたのが印象に残った。咲は、PAN PAKA パン特製のパンダとネコの顔のパンを、みんなにプレゼントするのだが・・・・さっきまで感動して観ていたパンダとネコを食べるの??
劇をやり終えた宮迫くんも、少し自信をつけたようだ。
宮迫くん:「僕、クラス委員、頑張ってみるよ!」
男だねえ。
めでたし、めでたし。
直後のCMで、咲はフリカケごはん、舞はカレーライスが好物らしいことが判明したのはご愛嬌か(笑
今回は、主役の座を安藤さんと宮迫くんに取られてしまった咲と舞だったが、たまにはこういう回があってもいいのかもしれない。咲と舞が、どのような友達に囲まれているか、興味あるしね。
今回一番影が薄かったのは、モエルンバだった。頑張れモエルンバ!