五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

測定不能なキモチ

2011年06月22日 | 雑記
懐かしい20代。
成人したての私の恋バナ。

思い出の曲、GIRLFRIEND(youtube)

ガールフレンドと言うには、あまりにも歳が離れていましたが。。

この曲に出て来る「男」に、私はなりたかったのだと思う。
19~23歳という大事な時期を、彼女のために使った苦い思い出が蘇る。

本当に、私にとってあれ以上の恋は無かったんじゃないかと思うほど
夢中というか、盲目になったものだった。
「結婚」というものを、生まれて初めて意識したのもこの頃。
今思い出すと、狂気の沙汰ですが(病人めが!)。

若い男は、年増な女に振られ…。
ズタズタな心を持て余していたところへ突如現れたのが、「百武彗星」だった。
ぼんやり尾をひくホウキ星の観測をしつつも、心の傷が疼いた。

私は「自分が傷ついた」と思っていたのだけど。
自分がある程度の歳になって「彼女の事も、深く傷つけていた」ことに気付いた。
それだけ、私のことを考えてくれていた…今はそう思える。

彼女には、いろんな事を教えてもらったけど、この「傷つき傷つける恋の残酷さ」を
教わったことが、一番大きかったかもしれない。

もう10年会って無いけど、元気なのだろうか。
お互い、トシとった(と思う)。
でも、あの頃の事は昨日の事のように思い出される。
私の、病人の青春がそこにはあった。


叶えられなかった夢は、空の彼方へ散る白い鳩。