人を愛したことのない一人の男の一瞬の選択。
命がけで愛した者を守る、究極のラブストーリー。
■監督・脚本 キム・ジウン
■キャスト イ・ビョンホン、キム・ヨンチョル、シン・ミナ、キム・レハ、ファン・ジョンミン
ソウルを一望できる優雅なスカイラウンジ。 ここはソヌ(イ・ビョンホン)の城だ。 7年かかってホテルの総マネージャーであるこの地位までのぼりつめた。 冷酷なほどに頭の切れる男ソヌは、表にも裏にも通るその手腕により、裏社会にも絶大な力を持つボスの信頼と寵愛を一身に受けていた。 ホテルの社長であり、ソヌのボスでもあるカン氏(キム・ヨンチョル)は、裏社会を牛耳る冷酷無比な男で、ある秘密を抱えていた。 若い愛人、ヒス(シン・ミナ)のことだ。 カン氏はヒスに他の男がいるのではないかという考えに苛まされていた…。
おススメ度 ⇒★★★☆(5★満点、☆は0.5)
cyazの満足度⇒★★★☆
いやいや先日観た『バンジージャンプする』に続いて、かみさんのお供のイ・ビョンボン映画^^ ま、『バンジー~』はイ・ウンジュは僕も目当てだったのでお付き合いと言うより興味はあったが、以外にこの映画、男の僕にも十分楽しめた。
それはハードなイ・ビョンホンの映画を観れたからである。 女性陣には甘いマスクとその肉体に魅力を感じる部分が多いのかもしれないが、今回は非常にハードボイルドな彼を観ることが出来た。
今まで女性を愛したことのなかった彼が命を懸けてまでボスの愛人だった一人の女性を守り、ひいては組織自体を敵にまわし、戦う姿はある意味、死と背中合わせの男の“意地”を貫いた映画だった。 孤独な男の悲哀と、まるで親のように慕っていたボスへの憎悪。 それは男の人生全てを賭けた壮絶な復讐だった。
決して難しいストーリー展開ではなく、ある意味「レオン」のような、愛するもの守るための“意地”と、ギリギリまで追い込まれた男の最期に見せた“意地”を堪能できる作品だった。
「これは私の代表作になる」と彼自身が最高作品と言うに足りる作品に仕上がったように、僕もそう感じた。 かなり残虐なシーンもあったが、死と引き換えに守りたいという男の“意地”は、今までの彼のイメージを塗り替え、まさしく「男の世界」を描いた代表作になりうる出来映えだと思った。
またソヌのボスでもあるカン役を演じたキム・ヨンチョルの圧倒的な存在感を観せてくれた。 静かな語り口は凄く魅力的であったし、12年ぶりの映画出演とは思えないくらいバイ・プレーヤーの域を超える演技だったと思う。
もうひとり、登場場面は少なかったが、韓国音楽界から人気グループSHINHWAh(シンファ)のリーダー、エリックもセイフは殆どないが、その存在感は特筆できる。
できれば、ヒスとの関係をもう少し描き出すことと、彼が成り上がって今の地位につくまでのストーリーに肉付けが欲しかった。
韓流ブームで騒ぐ女性陣だけでなく、イ・ビョンホンの新しい魅力とハードな復讐劇を描いたこの作品は、男性陣にも観て欲しい作品です。
≪追記≫
サントラが売れているんですねぇ~♪
直輸入盤として13日に限定2万枚で発売されたが、即日完売の状態。急きょ1万5000枚を追加したが、それでも間に合わず、さらに1万5000枚を追加、計5万枚を記録した。
23日付オリコンのウイークリーアルバムチャートで、集計3日間にもかかわらず20位にランクイン。韓国映画のサントラとしては、チョン・ジヒョン主演の「僕の彼女を紹介します」の89位を大幅に上回り、歴代トップとなった。
同盤には、ビョンホンが監督したミュージックビデオを含む全4曲のビデオクリップや韓国版劇場予告編2種類、ダイジェスト映像(1分)、韓国でのTVスポット(30秒)などを収めたDVDのほか、サイン入り写真5枚、ポスターなどの特典がついており、ヒットにつながったようだ。
(5/20、サンケイスポーツより)
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「バンジ~」も初日に行かれてたので
もしやと思ってお邪魔しました
最後まで笑顔をお預けされましたが
今までになかったイ・ビョンホンの魅力満載だし
映画としても、めちゃくちゃ楽しめました。
「レオン」を引き合いに出されてましたが
これは分かりやすいですね。
私もヒスの存在もう少しあってもよかったかなという気はしました。
TBさせてくださいね。
この映画、前売り券買って初日に見に行ってきました。よかった!です。面白かった!!どの役者も凄かったですねえ!満足しました。
おひさしぶりですね^^
恋愛についてやや不器用な役どころを、モテモテのビョンホンが演じるところに
この映画の面白さがあったと思います。
時として“純”な愛情は恐ろしい力を発揮するものですね^^
中でも、カン役を演じたキム・ヨンチョルは本当に
存在感がありましたねぇ^^
こんな凄い力のある役者さんが居たんですねぇ!
ビックリしました^^
TBありがとうございました(^^)
奥さまとご一緒で良いですね
さて「甘い人生」
男性のcyazさんが、凄く誉めてらっしゃるので
嬉しかったです。私が行った映画館も、男性の方
割に多かったですし、カップルでいらっしゃって
みえる方も、チラホラ見受けられました。
イ・ビョンホンの、イ・ビョンホンによる
イ・ビョンホンのための映画・・・そうキム・
ジウン監督が仰っていました。
良く出来ていました(^^)
すみません~
動きの速さと演技の素晴らしさは、イ・ビョんボンさんを際立たせていました。
ストーリーの展開は、転落していくきっかけが薄い感じ、
もっと深く心の中を見たかった。
ラブストーリーでは無い、アクション主体です。
孤独な男は鏡の中で生き続ける。
透明人間になってましたね(笑)
初めてイ・ビョンホンいいなぁと感じました。
骨太の映画と男臭さを堪能しましたね^^
ハードでしたが、あまり必要以上の残虐シーンはいらなかったと思います。
お国柄なのでしょうか、韓国映画は必要以上にそういうシーンが多いですね。
確かにラブ・ストーリーではなかったですね(笑) ?!