GIANT 2011 FULL LINE CATALOGを詳細に見ているとTCRのラインナップに大きな変化が起きていることが分かります。最大の特徴はALLIANCEモデルが姿を消すことですが、それに伴ってラインナップの変更を余儀なくされたのかもしれません。上位のADVANCEDモデルはほとんど変化はないようですが、下位モデルへ行くほどラインナップの変更が顕著になります。
まずはSCRがTCRの下位モデルとしてカタログに掲載されたことが挙げられます。先にも書きましたがSCRは2010年モデルでは日本や台湾といったアジア限定商品だったのです。 また、日本ではお馴染みのALLUX SL仕様のTCRも実はSCR同様アジア限定モデルのようで、欧米やオセアニアのWEBサイトには掲載がありません。欧米ではTCRはALLIANCEモデル以上の販売だったようなのです。それがALLIANCEモデルの製造中止でTCR Compositeモデルを復活させたばかりか、TCRの下位モデルも全世界向けに販売する意向のようです。
ただ、2011年モデルのTCRからはオーバードライブ・ヘッドの採用なく、フロント・フォークもAdvanced-Grade CompositeからTCR Composite Hybridへ変更になっているのです。ちなみにTCRにオーバードライブ・ヘッドが採用されたのは今年のモデルからで、2009年モデルは14万円(税抜)でした。2011年のTCR1はギアクランクがSHIMANO 105からSHIMANO H600へブレーキセットもSHIMANO 105からTEKTRO TK-R540へ変更になっている為、価格は2009年度モデルと同等かそれ以下になると見ています。これだけTCRの価格を抑えながら、その一方でさらに廉価版のSCRをラインナップに加えているのです。2011年のTCRのラインナップを見ていると、2008年へ逆戻りした感じさえ受けてしまうほどです。
昨日はTCR Composite 1を基準にTCRの価格帯を推測してみましたが、今日はTCR1を基準にTCR下位モデルの価格を推測してみようと思っています。2011年モデルのTCR1は2010年のTCRより2009年モデルに近い構成といえますので、価格はおそらく14万円(税抜)以下になるはずです。Tiagra搭載のTCR2は今年のSCR1以下で10万円を切る価格になるかもしれません。微妙なのがUlregra搭載のTCR0ですが、おそらくComposite1と同じか18万円台の価格設定が妥当だと思っています。ならばSORA搭載のSCR2は今年のDEFY2と同等かそれ以下の価格に、2300搭載のSCR3は今年のSCR2と同等の価格になると予想できます。
TCR Composite 1を基準にしても、TCR1を基準にしてもTCRの下位モデルの価格はほぼ同じになるので、おそらく2011年モデルはこの程度の価格になるはずですが、コンポの構成やホイール、カラーリングなど日本独特の仕様もありますから、詳細は日本での製品ラインアップを待たなければいけないとは思っています。ただ、大枠での価格帯はそれほど変わらないだろうと予測しています。
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