中居正広の女性トラブルに端を発したフジテレビをめぐる騒動は、ドラマの制作現場にも大きな影響を与えています。「119エマージェンシーコール」は横浜消防局が撮影協力をしているドラマですが、一時は撮影協力のクレジットが消え、ドラマの撮影続行が不可能になるとの噂も飛び交っていいました。ただ、横浜消防局の撮影協力の目的は明白で、個人的には撮影協力は続けて欲しいと願っていたのです。
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東洋経済オンラインの記事によると、横浜消防局は撮影協力を続ける英断をしたとのことです。本作は、消防局の通信指令センターを舞台に、一本の電話で命をつなぐ“最前線”に立つ、指令管制員(ディスパッチャー)たちの“現実(リアル)”を描く完全オリジナルストーリーのドラマです。
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現実に消防隊員や救急救命士等の姿を目にすることはありますが、指令管制員を直接目にする機会はありません。そんな、影の立役者たちに光を当て、「119番通報」の実情を知る数少ない機会だと私は捉えています。
ただ、現実には横浜消防局のSNSにはフジテレビに協力するなという趣旨のコメントが多く寄せられているようです。東洋経済オンラインの記事には撮影協力に反対のコメントと賛成するコメントが併記されていました。確かに「ポジティブな声には具体的な理由がある」ように感じます。例えば「フジテレビのドラマで救急の内容が良くわかります。最近母が脳梗塞で救急車を呼んだので、もっと早くドラマをしてくれていたら的確に伝えられたかなぁと思っています。いっぱい応援してあげて下さい」という内容です。
一方、ネガティブなコメントは「ロケ協力の見合わせと放送中止を申し入れてください。このまま放送が続けば、横浜市が性加害企業に協力していると受け取られかねません」や「税金使って何故フジテレビのドラマ制作を支援するんだ?意味不明だ 市民を舐めるなよ」といった内容でした。
ネガティブな声が「フジテレビのドラマ=中止」という即断のようなものであり、作品にかかわることなどそれ以上の理由が書かれていない一方、ポジティブな声には具体的な理由が書かれていました。しかもその理由は横浜市消防局が撮影協力する目的そのものだったのです。