”普通”の幸せ

天気予報に反して大して寒くならず、おまけに朝から雨…
この週末、東北はまた雪になるのでしょうか。

もう一年なんですね。

去年の震災当日は、そんなことが起きるなんてもちろん思わず、朝から
どうでもいいようなものを買い込み、普通に一日が過ぎるはずでした。

お隣さんから呼び出されて見せてもらいにいったテレビ。
あの中継の画面の向こう側で逃げ惑う人々…
きっと私たちがテレビを見ているその瞬間にも犠牲になっている人がいた
でしょう。

見ているのに現実だと心が認めない…
見えているのになにもできない…

ただ立ち尽くして見ているだけでした。

あれから一年。ちぇこ屋にはいろいろ楽しい出来事もあったし、思い出も
たくさん増えました。
でも、あれからずっと心の時が止まったままの人もおられるだろうし、命
そのものの時が止まった人も大勢…

今年の年賀状に友人が書いてくれた言葉。

”普通の日常”がどんなに大切で幸せなことか…

ほんとうに、その通りですね。

ニューヨークの９.１１事件の後に発表された詩で、

”これがあなたに会う最後だと分かっていたら…”というような内容のものが
ありました。新聞の欄外でちらっと見ただけです。正確には覚えていません。
分かっていたら、朝笑顔で送り出したのに、とか、優しい言葉をかけたのに、
とか…そんな内容だったと思います。

日航機の墜落のときにも、尼崎の電車脱線事故のときも、残された人々に
同じような言葉がありました。

でも”普通の日常”が続いている私たちはなかなか毎日をそんなふうに
優しい心では生きていけなくて…

…反省


と、書いていると、いつまでも終わらなくなるのでやめておきます。
大きなため息が出たところで。

ところで、”ため息”と”深呼吸”は同じようなリラックス作用があるそうで、
ため息をついたからといって、決して幸福は逃げていかないそうです！
あぁ、安心しました！

あ、そういえば、嬉しい年賀状をくれたのに返事出してないや！
ごめん、東京の恵ちゃん。またそのうちに近況送ります。

ちぇこ屋貿易商