今日は啓蟄とは言いながら、虫はおろか春というには未だと言った感じの札幌ですが、気温が上がり歩道に水溜りが出来ているこの日は、今年最初の春探しをしてみようと、藻岩山に連なる旭山記念公園に行ってみました。
少し登って来た生活道路でも無い場所ですが、ここでもアスファルトがのぞき、駐車場脇の斜面では、白樺の根元の雪が、木に沿ってまあるく溶け始めていて、まだ小さいですが、根開けが始まっています。そうこれを見たかったのです。
光を反射する白い雪面に比べ、黒い木々は熱を受け止め、気温が上がると出来るのですが、「雨一番」が来ると更に、その木を伝った雨水がこの穴を拡げてくれます。
関東は3月に入ると同時に「春一番」が吹いたそうで、これがあると冬とお別れの合図となる様ですし、 ♪山の三月 東風吹いて…と「どこかで春が」などで歌われる「東風」 北海道ではそのどちらも使われない言葉ですが、代わりの「雨一番」がそろそろ春が近いよ、と言う合図となります。
毎年うっとしい雪融け水も、今は待ち遠しくて。それも、もう間もなくでしょうけれど。
駐車場から藻岩山がスッキリと見え、今年の初トレッキングはいつにしようかな?当然缶ビールを携えて…の予定ですけど。なんて空想しながら散策路を歩き始めます。
落ちた松ぼっくりは、冬も元気に走り回っているエゾリス達のゴハンになるのかな? この日は残念ながら、リスちゃんは見かけませんでしたが、鳥はミヤマカケスとヒヨドリを見かけました。
木の葉が落ちている時期は、邪魔者が無く鳥がよく見えるので、もっと何回も来たい所ですが、年々不精になって…こんな住宅地近い場所でも、昨年はクマが出ているしね…など理屈をつけていますが、だからこそ冬眠している今の時期に来るべきなのですが。
散策路を歩くまでもなく、今年の札幌は、家の周りも雪が少なくてありがたいな、と思っていたら、今年はほぼ平年通りで、昨シーズンが多かったのですね?
今年の積雪ゼロはいつになるかな?そして桜の開花はいつになるのかな?ジジィになっても春は嬉しいし、待ちどおしいし。
街を見下ろすと良いお天気。明日もお天気が続き、早く春が来ますように。